2万6000件以上の家計相談で判明。理想的な「食費の割合」と「3つの提案」

【本作を第1回から読む】夫婦の会話に「お金が貯まる」ヒントあり! お小遣い額と夫婦の性格の「深い関係」

『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』 (横山光昭/発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)第6回【全7回】

あなたはパートナーと家計について話し合っていますか? 必要だと思っても、お金の話題になると話しにくい方もいるのではないでしょうか。家計再生コンサルタントとして、2万6000件以上もの家計相談を受けてきた横山光昭氏の著書『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』には、そんな状態の家計を改善するノウハウが詰まっています。自分に合った家計改善方法は何か、日常を振り返りながらチェックしていきましょう。

※本記事は横山光昭著の書籍『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)から一部抜粋・編集しました。


「食費」って、月収の何割に抑えるのが理想?

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※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

「3人家族で食費は月4万円」など、マネー雑誌やニュースを見て、「我が家は......」と思うこともあるかもしれません。「平均額がいくら」といわれても、ピンとこない。でも、食費の理想を目指して私が掲げる3つの提案は、ラクに実践できるでしょう。

2万6000件以上の家計相談でわかった理想的な「食費」の割合

これまで2万6000件以上の家計相談を受けてきたなかから、「理想的な家計の支出の割合」を導き出していくと、家族構成によっても異なりますが、食費の割合は「手取り月収の12〜15%」です。

夫婦と小学生未満の子どもが2人いる4人家族の場合なら、お子さんの食べる量が少ないはずですから「12%」が目安です。世帯の手取りの月収が40万円だとしたら、1カ月の食費は4万8000円以内に抑えるのが理想的ですね。

子どもが中学・高校生の場合は、理想を言えば、15%ですが、最大でも17%台が限界です。

これ以上だと、支出における食費の割合が多すぎます。

現状と照らし合わせてみて、使いすぎているようなら食費の節約が必要です。

これらはあくまで理想で、実現するのは厳しい数字かもしれませんが、できるだけ近づくように努力してみてください。

 

横山光昭
家計再生コンサルタント・ファイナンシャルプランナー・株式会社マイエフピー代表取締役/1971年、北海道生まれ。1999年、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。2001年、札幌で横山エフピー事務所を開業。2008年、株式会社マイエフピー設立。2009年には「年収200万円からの貯金生活宣言」を出版し、ベストセラーに。 2013年、拠点を東京都へ移す。お金の使い方そのものを改善する独自の家計プログラムで、問題の抜本的な解決や確実な再生を目指し、個別相談・指導には高い評価を得ている。これまでの相談件数は、2万6000件を突破。著書は181冊、累計発行部数は397万部。テレビやラジオなどの出演も多数。

※本記事は横山光昭著の書籍『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)から一部抜粋・編集しました。
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