言い出しづらいけど...「財産を家族で話す」6つのタイミング

いつかは必ず発生してしまう「相続」。家族の死という悲しみの後に、せめてその手続きだけでも円満に進めたいものです。そのためには、みんなが元気なうちから用意しておくことが重要。今回は弁護士の本田桂子先生に「もしも」のときに備えた家族との「財産」の話し合いについて解説してもらいました。

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親子で財産を把握する「情報共有」の必要性

時代の流れとともに、両親と子どもの同居が減っています。一緒に住んでいれば分かることが、離れていると把握できないこともあります。親の預金通帳や契約書などの重要書類は、万が一に備えて内容や保管場所を知っておきたいものです。

とはいえ、子どもから話を切り出すタイミングはなかなか難しいです。下記の「財産を家族で話す6つのタイミング」を参考に、親子で話し合う機会を作りましょう。

財産を家族で話す6つのタイミング
・世帯主に病気が見つかったとき
・お盆やお正月に家族が集まったとき
・身近な人が亡くなったとき
・闘病生活が長くなると分かったとき
・介護施設への入所が決まったとき
・物忘れや認知症の症状があるとき


これらのときに、たとえば以下のような「相続で伝えたいこと書き入れシート」などを作成・記入し、家族で共有しておけば、「もしも」のときに慌てずに対処できます。

●預貯金・株式・投資信託など
●生命保険・医療保険・個人年金保険など
●土地・建物


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上記のようにリスト化しておくと便利です。

ほかにも、人に貸しているお金やクレジットカードの情報、スマートフォンやパソコンのロックの解除方法などもまとめておきたい項目です。

ぜひこれらの情報を参考に、財産について家族と話し合いをし、情報をまとめてみてください。

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取材・文/松澤ゆかり イラスト/いなばゆみ

 

 

<教えてくれた人>

本田桂子(ほんだ・けいこ)先生

弁護士。民事信託専門事務所勤務。会計事務所勤務、行政書士を経て弁護士に。相続関連の書籍が多数。近著『親が70過ぎたら必ず備える40のこと』(技術評論社)など。

この記事は『毎日が発見』2019年6月号に掲載の情報です。

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