投票するのも楽じゃない!高齢者にやさしくなかった選挙会場/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年が経ちました。

前回のエピソード:年代物のお風呂は危険だらけ!義母の入浴介助に一苦労/山田あしゅら

亥年の今年は選挙の年。

春に統一地方選挙、夏には参議院選挙がありますね。

実は介護が始まってからしばらく、この選挙が悩みの種だった時期がありました。

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義父母二人で散歩がてら会場まで行けるうちは良かったのですが、最寄りの選挙会場は家から少々遠く、歩行が危うくなってからは同行が必要となりました。

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外出の機会が減った義父にとって選挙は数少ない社会参加の場。気持ちは分かるのですが出かける時から結構大変です。

また、義母も選挙に参加させたい義父。

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認知症の義母が、果たして投票が可能なのか?

しかし、一人で留守番させるのも心配なので連れて行くことにしましたが...。

投票会場は小学校の体育館なのですが駐車場になっている運動場から体育館が離れていて

到着後、夫と私は別々に行動せねばなりません。

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体育館へ上がるには3~4段のコンクリートで出来た段々があり、手すりがないので義父母は一人ずつ手を添えて上がらなくてはならないのです。

その上体育館に入る前、靴をぬいでスリッパに履き替えるため一人で二人の面倒をみるのは骨が折れました。

義父の靴を脱がしている間、義母を待たせていると、見かねて近くの人が手伝ってくれました。

今でこそ身体が不自由な人への配慮はあれこれ行き届いているようですが、8年ほど前の当時の会場はまだこんな感じだったのです。

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文字が書けるかどうか心配だった義父ですが、自ら受け取った投票用紙に時間をかけて何とか書き終えたらしく、意気揚々と投票箱へ投函。

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一人で目的が達成でき、心なしか嬉しそう。

さて、問題は義母です。

ずっと私がついてまわり、

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書けなければ白票でもいいかと思いながら見守っていたのですが、チラッと見てみると、意外なことに受け取った用紙に何やら書き込んでいるではありませんか。

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義母の左手の手の中には何と投票する人の名前の『アンチョコ』が書いてあったのです。

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家を出る前に、義父が義母と会話し、義母が困らないようにと書いたのでしょう。

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何とか無事投票出来たものの居並ぶ選管スタッフの目にはどう映ったのでしょうか?

(何も言われることはありませんでしたが...。)

付き添った私の方がハラハラドキドキの投票になってしまいました。

次の選挙の時には義母が投票に参加することは無理と判断し(字を書くことも覚束なくなっていました)平日義母がデイサービスへ行っている間、義父のみで期日前投票を利用することにしました。

(当日選挙は日曜日に行われるためデイサービスはお休みなので。)

そして、更に義父自身、期日前投票も難しくなった数年後には、『郵便による不在者投票』を利用することになるのでした。

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山田あしゅら

指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を アメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」にて綴り始めて10年近く。 山田家介護のキーパーソンでもある50代主婦。

2017年現在、現在義父は88歳・要介護3。入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。 義母は92歳・要介護4。週5日のデイサービスなどでしのぎながら在宅にて介護をしている。 同居家族は夫(としお・60代・会社員)長男(一郎・30代・会社員)。 このほか結婚して独立した次男(二郎・20代・鍼灸接骨院経営)とそのお嫁さん(さくら・看護師)孫(きんとき・2歳)一人暮らしの三男(三郎・20代・会社員)と結構賑やか。 これらの日常をもとに著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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