ケネディ大統領が当選した本当の理由。有権者の約70%は外見で候補者を選ぶ/外見戦略

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外見は大統領を決める

米科学誌『Science』(2005年6月10日号)に発表された、プリンストン大学の心理学者アレクサンダー・トドロフ博士らの研究によると、選挙では、有権者が候補者の外見から能力を判断して投票していることが分かりました。

博士らは、2000年、2002年、2004年に行われた、米上下両院の選挙候補者2人の写真をペアにして被験者に見せ、「どちらが有能な政治家か」という判断をさせました。被験者が写真の政治家のどちらかを知っている場合には、知らない政治家のペアに変えて行いました。つまり、実験では「顔写真」のみから政治家の有能さを判断させたことになります。

被験者の回答を得た結果と、実際に行われた選挙の投票結果を比べてみたところ、米上院の選挙では、2000年の73.3%、2002年の72.7%、2004年の68.8%の結果が一致していたそうです。

つまり、約70%の人たちが、候補者を「外見だけで判断している」ことが説明できたのです。

国の代表を選ぶ大統領選でさえ、人は外見で判断し選んでいます。

ご存知の方も多いかもしれませんが、「外見戦略」の考え方と、それによる効果を分かりやすく比較し理解していただくために、1960年の米大統領選挙の例を引用させていただきます。民主党のケネディ候補、共和党のニクソン候補が激しい選挙戦を繰り広げていました。世論調査ではニクソン候補がケネディ候補をわずかにリードしていました。ニクソン候補は8年間の副大統領経験があり、政治家としてのキャリアも長く、演説も巧みでした。一方、ケネディ候補は年齢が若く政治経験も少ないため、多くの政治評論家はニクソン候補の勝利を確信していました。

しかし、テレビ討論で流れが一変しました。ラジオで聴いていた人々は、ニクソン候補が勝利したと思っていましたが、8000万人が視聴したテレビ討論では、視聴者の多くがケネディ候補の勝利を確信し、事実ケネディ候補が勝利したのです。

ケネディ大統領誕生の裏側にはケネディ陣営の明確な「外見戦略」がありました。一方、ニクソン陣営は、討論内容には力を入れましたが、「外見戦略」を怠っていました。

 

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上図がテレビ討論放映時のイラストです。

どちらに、よりリーダーシップを感じますか?
また、ハツラツとした印象、パワーを感じますか?
そして、明るい未来を感じますか?
それは、どのようなところから感じましたか?

このテレビ討論の模様をぜひ、動画でもご覧になってみてください。歩き方から姿勢、表情、握手の仕方、反論のタイミングに至るまで、ケネディ候補の「ハツラツとした若いリーダー像」と、ニクソン候補の「顔色が悪く余裕がない、昔気質の政治家像」との対比が、鮮明にお分かりになることでしょう。

 

次の記事「ケネディとニクソンから学ぶ「勝つため」の外見戦略とは?/外見戦略(8)」はこちら。

川園 樹(かわぞの・いつき)

国際イメージコンサルタント。明治大学法学部卒業後、富士通株式会社で営業戦略を担当。退職後、Image Resource Center of New York 認定スクールで国際基準のイメージコンサルティングの手法と実践を学ぶ。アメリカにてAICI (国際イメージコンサルタント協会)の国際イメージコンサルタント資格を取得。帰国後、海外の要人や政治家、上場企業経営者、文化人やスポーツ選手、起業家など3,000 人以上のイメージコンサルティングを担当。成果を出すコンサルティングに定評があり、個別コンサルティングはキャンセル待ちが続いている。

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川園 樹 / KADOKAWA)
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この記事は書籍『未来を変える「外見戦略」』からの抜粋です
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