頑固な義父が素直!訪問リハビリがうまくいった理由/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年が経ちました。

前回の記事:字が書けなくなっても続けたい...!義父の年賀状問題/山田あしゅら

もっと反発にあうかと思いきや、順調に始められることとなった『訪問リハビリ』。

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美人療法士タナカさんの効果もあってか義父の拒否もなくリハビリは続けられていました。

しかし血圧が高めだったことや、始めたのがちょうど寒さに向かう時期だったこともあり室内でのリハビリが主でした。

当時の義父はまだ近所への散歩など杖を使えば割と自由に歩くことが出来ていました。それでも転倒の頻度は少しずつ増加の傾向にありました。

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本人の歩きたいという意欲と、歩けば転倒につながりかねないジレンマに、タナカさんもおそらくかなり苦慮されていたと思います。

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そこで行ったのが、座ったり立ち上がったりする練習でした。

それまでの義父は

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こんな感じ。

筋力の低下により、踏ん張りもあまりきかなくなってきていたため、落ちるように腰を下ろしていたのです。

背もたれのあるソファーに座る時など、後ろの壁面に頭をぶつけないか心配になるほど勢いをつけて倒れこみます。

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このリハビリのポイントは

動作の最中、どこに自分の重心があるのか意識して行うこと。

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最初のうちはなかなか上手くいきませんでしたが何度も練習するうちにコツがつかめていったようです。

また立ち上がる時も

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身体の前で手を組んで頭をなるべく下げるようにして立つ、とアドバイスしてくれました。

義父は手を振り上げて反動で立とうとしますが、力の加減が出来ず下手をするとつんのめって転倒しかねません。

そこで手を組み、これもまた重心を意識しながらゆっくり立つことによって確実に立ちあがることが出来るということです。

年を取り思うように体が動かなくなってくると、若いころは無意識にできていた動作が出来なくなってきます。

義父の場合、病気の影響も大きいのですが、この『意識して行う』ということが高齢者にはとても大切なことのようです。

また杖なしでは歩けない義父に、あえて杖なしで歩く練習もさせていました。

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タナカさんによると、義父は歩くとき肩から背中にかけて強ばりが非常に強くなるのだそうです。

昔から姿勢の良さが自慢だった義父はいつも背中がピン!

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歩行困難になってからもその癖が抜けず、杖を持つと余計に力が入ってしまいます。

これは杖なしで歩けるようになることが目的ではなく、背中の緊張を解いて動きをスムーズにするための練習なのです。

最初は杖なしで歩くことを怖がり、おっかなびっくり歩いていた義父でしたが、何度も練習するうちにだんだんリラックスすることを覚え、後ろについているタナカさんもちょっと手を添えるだけの状態で歩けるまでになりました。

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転倒をなくすということは義父が歩こうとする限りまず難しいことです。

柔道の『受け身』のように転んだ時のダメージをいかに少なくするか

タナカさんのリハビリはそれを目的とするものでした。

その後、今に至るまで義父は数えきれないほど転倒を繰り返していますが未だに骨折したことがないというのはこの時のリハビリが少なからず功を奏しているのではないかと思うのです。

家族だけではここまでのことはまず出来ませんし、何より信頼できる他人(専門家)のアドバイスだからこそ義父も素直に聞き入れるということが出来たのだと思います。

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山田あしゅら

指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を アメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」にて綴り始めて10年近く。 山田家介護のキーパーソンでもある50代主婦。

2017年現在、現在義父は88歳・要介護3。入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。 義母は92歳・要介護4。週5日のデイサービスなどでしのぎながら在宅にて介護をしている。 同居家族は夫(としお・60代・会社員)長男(一郎・30代・会社員)。 このほか結婚して独立した次男(二郎・20代・鍼灸接骨院経営)とそのお嫁さん(さくら・看護師)孫(きんとき・2歳)一人暮らしの三男(三郎・20代・会社員)と結構賑やか。 これらの日常をもとに著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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