みなさんこんにちは。
日々うさぎの魅力を発信している「うさぎのふうた」の飼い主です。
前回のエピソード:うさぎもオシッコでマーキングする!スプレー行為とあご下スリスリについて/ふうたの飼い主
今回は「うさぎには無いと思われていたあれが、実はあった件について」という内容をお届けしていきます。
あれというのはズバリ、肉球のこと。
うさぎに肉球はあるの?
という問いかけに、ほとんどの人は「無い」と答えると思います。
それもそのはず、
肉球と言われて想像するのは
キュートでプニプニした肉質の球状部分のことですが
うさぎの足裏はというと
前足も
後ろ足も毛に覆われて、肉質の部分など見当たらないからです。
パッと見、指も無さそうに見えますが
実はガバッと開くことができ、立派な指があることが分かります。
ではどこに肉球があるのか?
昨年の話になりますが、ふうたは「湿性皮膚炎」という病気にかかり
右前足の毛がごっそり抜けたことがありました。
その時、指の先だけ真っ赤になっているのが気になり、
心配だったのでかかりつけの獣医さんに尋ねたところ・・
「これはおそらく肉球だから心配ない」
という衝撃のひと言が返ってきたのです。
恥ずかしながら、私もうさぎには肉球がないと思っていたので
「うさぎに肉球なんてあるのですか?」
と身を乗り出して先生に聞いたのを覚えています。
その日は自宅に戻り、うさぎの肉球について調べたところ
こちらのミニレッキスと
ホーランド・ロップという種類に肉球があると言われていることが分かりました。
あれ?うちのふうたはネザーランド・ドワーフだけど・・
という疑問には、
「品種にとらわれず肉球を持っている子は稀にいる」
という返答を、次の検診時に先生からいただきました。
ではなぜ、うさぎには肉球がない子の方が多いのか?
それは野生での生活環境に関係があるそうです。
そもそも肉球は、肉食動物が獲物に近づく時に足音を消す役割があると言われています。
うさぎは草食なので、足音を消す必要はありませんし、
平らな草原で生活しているので、滑り止めも必要ありません。
他にも肉球がない理由は諸説あるようですが、
進化の過程で肉球は必要なくなった・・という可能性が高いのだと思います。
ただし、今飼われているうさぎはペットとして品種改良された子がほとんど。
硬い床の上で生活していると、摩擦で毛が擦れて脱毛し、
露出した皮膚が炎症を起こす「ソアホック」という病気や、
元々骨が弱いので「骨折」といったトラブルにあう可能性があります。
床材は足に負担がかからない、やわらかい素材を使うなど注意が必要です。
それにしても、まさかうちのふうたに肉球があるとは・・
幼い頃から「只者ではない」とは思ってはいましたが、
そんなところにも出ていたのですね(笑)
【次のエピソード】雌のうさぎを飼う時は要注意!初めて飼った子に対する後悔
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