みなさんこんにちは。
日々うさぎの魅力を発信している「うさぎのふうた」の飼い主です。
前回のエピソード:放置すると開腹手術に...!?とても大変だけど大事なうさぎの換毛期について/ふうたの飼い主
今回は「うさぎが行うマーキングについて」という内容でお届けしていきます。
一般的には知られていないことが多いですが、うさぎも犬や猫と同じように縄張りを広げていく習性があります。
「マーキング」と言って自分のニオイをつけて縄張りを主張するのです。
犬は電柱にオシッコをかけてマーキングしますが、うさぎもオシッコを使ってマーキングします。
犬のようにどこかにかけるだけならいいのですが、なんとオシッコを飛ばして撒き散らすのです。
「スプレー行為」と呼ばれるのですが、その飛距離たるや2~3メートルは軽く飛ばすので、やられたらお部屋の中が大変なことになります。
ちなみに、スプレー行為はすべてのうさぎがやるわけではなく、個体差によるところが大きいです。
オス・メス関係なく飛ばす子は飛ばしますが、1度もやったことがないという話もよく聞きます。
オシッコのニオイはすぐに消さないとまたやられるので、消臭スプレーを使ってその都度掃除する必要があります。
どうしても治らないのであれば、去勢や避妊手術で改善されることがありますので、信頼できる獣医さんに相談することをおすすめします。
うちのふうたも、生後1年くらいの時に飛ばしていた時期がありました。
しかも先輩うさぎのこたろうに向かって・・
こたろうは温厚な平和主義者だったので怒ったことはなかったのですが、
顔や体にオシッコがかからないよう、2匹のケージの周りを透明なアクリル板で仕切ることにしました。
アクリル板は1日で汚れるので毎日掃除する必要はありましたが、
ふうたは自分のニオイが広がらないことに早々と気づいたようで、スプレー行為は1ヶ月ほどでまったくしなくなりました。
その後はもうひとつのマーキング方法、あごをこすりつける行為に切り替わっていきました。
うさぎのあごの下には、「臭腺」と呼ばれる液体の分泌物を出す特殊な器官があります。
その部分を、家の中のあらゆる場所にこすりつけ、自分の縄張りを主張していきます。
でも、どれだけ嗅いでも人間には分からないニオイなので気になることはありません。
一生懸命あごをこすりつけている姿はとても可愛いので、あたたかく見守って思う存分マーキングさせてあげましょう。
あご下スリスリのマーキングは、まったく掃除する必要はありませんので(笑)
ちなみに、うさぎ自身ほぼ無臭です。
強烈なのはやはりオシッコはニオイですね・・
【次のエピソード】うさぎには無いと思われていた「あれ」が、実はあった件について
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