みなさんこんにちは。
日々うさぎの魅力を発信している「うさぎのふうた」の飼い主です。
前回のエピソード:意外と知られていない!?うさぎが食べていい野菜・悪い野菜
今回は「うさぎの五感と驚きの能力について」という内容でお届けしていきます。
聴覚
うさぎのトレードマークといえばもちろん耳。
その形状から、聴覚はとても優れているというイメージがあるのではないでしょうか。
実際、聞き取る能力は人間よりも優れています。
耳の可動域が広いので全方位の音を拾うことができ、
最大42,000ヘルツという高音域の周波数を聞き取ることができると言われています。
(人間が聞き取れる音域は、17,000ヘルツ程度)
ただし、低音に関しては人間よりも聞き取りにくいとのこと。
これは、天敵であるフクロウなどが発する音を聞き分け、
危険を回避できるように進化したのではないかと言われています。
ちなみに、うちのふうたはそんな天敵に襲われる心配はないので
おやつの袋の音を聞き分けることに全神経を集中しているようです(笑)
他にも、うさぎの耳は重要な役割を果たしています。
汗をかくことができないうさぎは、細かい血管がいっぱい通っている耳を使って体温の調節をしているのです。
視覚
続いては視覚。
正面から見ると側頭に備わっているぱっちりとした大きな瞳。
両側の目で、ほぼ360度の視界を確保できると言われています。
(ただし、自分の口元と真後ろは死角になっているそうです)
見た目から判断すると視力は良さそうに思われるかもしれませんが、
実のところ物がハッキリとは見えていません。
うさぎは人間の約8倍の光を感知できるのですが、
その影響で物を立体的に見ることができないのです。
そのかわり、危険が及びやすい暗闇の中で「動く物」を察知できるように
なっていったのではないかと言われています。
嗅覚
嗅覚はどうでしょう。
うさぎにとって「鼻」はとても敏感な器官。
とても優れた能力を持ち合わせています。
どれくらい優れているかというと、
個体差もありますが、犬に近いと言われるほど。
人間と比べると10倍以上嗅ぎ分ける能力を持っていると言われています。
飼われているうさぎは、目で見るよりも
匂いで飼い主さんを判断しているという可能性が高いというわけです。
味覚
続いては味覚。
うさぎの味蕾細胞(味を感じる細胞)は、およそ17,000個
人の味蕾細胞は、およそ10,000個。
なので味覚は人間よりもはるかに優れています。
8000種類の味を判断できるとも言われていますが、
食べてはいけない物を判断することができないので、
うさぎにとって毒のある植物や食べ物を身近に置かないよう
注意することが大切です。
ちなみに、主食である牧草も現在はたくさんの種類が売られています。
いつもと違う牧草を与えてみると急に食いつきがよくなったりすることも。
最後は触覚です。
アンテナやセンサーの役割を果たしているのが「ヒゲ」。
ヒゲはうさぎにとって重要な器官のひとつです。
暗い場所や狭い場所でぶつからずに動けるのはヒゲのおかげ。
むやみに触ったり引っ張ったりすることは絶対にしてはいけません。
うさぎの五感、いかがでしたか。
聴覚・嗅覚・味覚は人間よりも優れているということに
驚いた方もいるのではないでしょうか。
ただし、ペットとして飼われているうさぎは
天敵もいませんし、危険が及ぶことはまずないので
これらの能力をフルに活用する機会はほとんどありません。
うさぎを飼われている方のブログやSNSを見ていると、
安全で快適な住環境を整えてくれた飼い主さんと意思疎通ができるように、
最近のうさぎは、コミュニケーション能力にチカラを使っているのでは?
と感じている今日この頃なのでした。
※写真はすべてイメージです。
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