こんにちは、キッチン夫婦の料理ブログを夫婦で運営している、夫のKです。
前回の記事:年をとり失敗が増えたって、朗らかに生きていれば大丈夫/キッチン夫婦(妻)
母は糖尿病を患っているため毎月病院の診察を受けに通っています。
入院ギリギリの状態ということもあり、父と私と妻が毎回付き添って先生のアドバイスを受け話し合い、食事の改善に取り組んでいます。
病院の先生からは、
「1日3食で朝食をしっかりとり、間食をしないことが大切。また夕食よりも朝食を多めにとることで、体重も減って糖尿病の改善にもつながる」と言われています。
また朝食は「体内時計にもっとも影響する」とのこと。
「体内時計」は身体が感じる1日の行動パターン。これが乱れると学習、運動能力、やる気にも大きく影響するそうです。
この「体内時計」をリセットするためには朝食をとることが最適で、しかも起きてから2時間以内に食べるのが良いとアドバイスされました。
でもこれがなかなかの難題。
高齢の両親は二人暮らし。
仕事も長年していないし、自然と起きるのも遅めになり朝食は11時頃。
1日の運動量も少なくて食事の回数は1日2回。夕食は18時頃です。
そして、昼食を食べない分、小腹が空いて間食をしています。
長年この生活に慣れてしまってリセットするのは難しそう...。
私も何度か両親にもう少し早い時間に朝食を食べるようにすすめていますが、言われたからと言ってそう簡単に長年の習慣は変えられないようです。
毎回のように父には「お母さんに言ってもね、もう歳なんだし無理だから食べ物くらいはね、好きなように食べさせてあげたほうがいいの」と言われてしまい、私も半ばあきらめ気分になっています。
これでは、たとえ自分たち家族が同居したとしても朝食を朝食らしい時間に食べさせるのはやはり難しそうです。
ちょっと我が家の話に飛ぶと、朝食は私の担当で毎朝作っています。
朝は汁物が基本。色々作れなくても、具だくさんの汁物を朝食でとるのが一番だと思っています。
私が得意なのがけんちん汁。
実際妻も息子も大好きな料理だと言ってくれています。
ごま油で根菜を炒め、肉、魚を使わず出汁で煮込む汁は寒い冬に特に美味しい。
本当は両親にも食べてもらえるといいのですが・・・
今回は、けんちん汁の本格的な作り方とお手軽バージョンの作り方を紹介したいと思います。
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『けんちん汁』(本格的な作り方)
材料(4人分)
・ごぼう1/2本
・人参1本
・大根1/4本
・里芋3個
・舞茸1/2パック
・小松菜1/2束
・木綿豆腐1/3丁
・油揚げ1/2枚
・ごま油大さじ1
・塩1/2
・酒小さじ1
・しょうゆ大さじ1
・だし汁5カップ
・七味調味料(お好みで)
作り方
①だし汁を用意する(かつおでも昆布でもお好み)
②ごぼうを洗い斜め薄切りにし水に5分浸す
③里芋は皮を剥いて乱切りし、塩をふってもみ、水で洗い流す
④人参、大根の皮を剥き、いちょう切りにする
⑤舞茸を分け、小松菜はざく切りにする、油揚げは薄切りにする
⑥豆腐を分量分切りキッチンペーパーで水分をとる
⑦鍋にごま油を入れて熱し、ごぼう、人参、大根、里芋を入れて炒め、なじんだら酒をふる
⑧出汁を入れ中火で沸騰させアクをとる
⑨塩と舞茸を加え15分煮込む
⑩豆腐をちぎり入れ、油揚げ、小松菜を加え5分煮込む
⑪しょうゆ、塩を加え味をととのえ器に盛る
贅沢にたくさんの具材を使い、出来立てを食べられるのは家庭ならではです。
時間がある時にたくさん作って、朝食に食べてもらえるように両親に届けられたらいいのになぁとも思います。
そしてこちらが、時間のない朝でもパパっと作れるお手軽バージョンの作り方です。
『けんちん汁』(手軽な作り方)
材料(4人分)
・ごぼう1/2本
・人参1本
・大根1/4本
・木綿豆腐1/3丁
・ねぎのみじん切り少々
・ごま油大さじ1
・酒小さじ1
・しょうゆ大さじ1
・水5カップ
・うまみ調味料小さじ1
・みりん小さじ1/2
・塩こしょう各少々
作り方
①ごぼうを洗い斜め薄切りにし水に5分浸す
②人参、大根の皮を剥きいちょう切りにする
③豆腐を分量分切りキッチンペーパーで水分をとる
④鍋にごま油を入れて熱し、ごぼう、人参、大根、なじんだら酒をふる
⑤水を入れて中火で沸騰させアクをとり、うま味調味料を入れ10分煮込む
⑥しょうゆ。みりん、塩を入れ豆腐をちぎって5分煮込む
⑦器に盛り、ねぎを添え、こしょうをふって出来上がり
こちらはうまみ調味料や下ごしらえのない具材を使うことで簡単に作れます。
あっさりした味だけど十分美味しくて栄養もたっぷり。
温かいスープは満腹感も出るので、けんちん汁だけでも朝食としては十分です。
両親にも食べてもらいたい1品です。
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