認知症で要介護4のお義母さん(姑)とリウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の 在宅介護をしたバニラファッジさん。
今回はおばさんの運動機能の低下と、それにともなうトイレの難しさについてのエピソードです。
前回のエピソード:毒舌のお義母さんが別人のよう...。高齢の姉妹が離ればなれになった日
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おばさんは、膝に人工関節を入れるという大手術を3回しています。 術後はリハビリのかいもあり、杖があれば歩くことができました。
しかしその後、肺炎で入院した時に持病のリウマチも悪化し、 退院し自宅に戻ると歩けなくなってしまいました。それからは...
というように、椅子をポータブルトイレに入れ替えたり、車椅子に入れ替えたりして日常生活を送っていました。 しかしその後、骨粗鬆症も深刻な状態になり、おばさんはついにつかまり立ちもできなくなってしまいました。 もちろん立位がとれないと、以前のようにはいきません。
そしておばさんを抱きかかえたまま、ゆっくりと向きを変え、トイレに腰掛けて用を足します。 終われば、その逆の順序で椅子に戻ります。
おばさんは、この頃はもうリハビリパンツを履いていたので 万が一間に合わなくても困ることはなく、逆にそのままパンツの中でしてもらった方が 介護は楽だったかもしれません。
しかし、おばさんは下半身が麻痺しているわけでなく尿意や便意はわかります。 なのにパンツの中でするのはとても悲しいだろうし気持ちが悪いだろうし、気の毒に感じていました。
なので、おばさんが「トイレいいかしら...」と言う間は、協力していこうと思っていました。
しかし...
いつも前向きなおばさんが泣いているのを見るのは、とてもつらかった記憶があります。
(続く)
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