祖父母の出る幕がなくなっていく寂しい予感。成長する孫たちへ募る思い

ペンネーム:梅雨入り宣言
性別:女
年齢:65
プロフィール:68歳の夫、39歳の息子と暮らす65歳の妻です。

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結婚して遠方に住む35歳の娘には3人の男の子がいます。小学校5年生、4年生、2歳の保育園児なのですが 男の子3人を育てるというのは並大抵のことではないと思います。食事、洗濯、登校・登園の時間調整、宿題、入浴等、見ているとDVDを早送りで見ているかのような日々の生活です。

そんなわけで 娘のほうとしても、夏休みや長期の休みには上の子ども2人が何日か実家へ出かけてくれれば大助かりというわけなのです。保育園のころから上の2人は、大阪駅で特急に乗せて金沢で私が迎える......という方法で休みごとに来てくれていました。われわれ老夫婦にとってもこれ以上の楽しみはありませんでした。

ところが、大のサッカー好きの5年生の長男が、練習や試合でどんどん忙しくなってきたのです。チームの親同士の暗黙の了解で、5年生からはサッカー最優先とのこと。金沢へ兄弟で来られる日がなくなってきたというのです。

せめて次男が1人で来てくれると嬉しいのですが、彼は1人きりでの冒険はできないらしく、われわれ祖父母は寂しい限りの長期休暇となってしまいました。

特に、夫は仕事をしているため、私のように泊りがけで娘のところへ行くことはできません。全く会えない期間がとても長くなり、寂しそうです。近くだったら試合を見に行けるのにと思っていることでしょう。さらに子育てに加えてサッカーチームの準備、送迎、応援等ただならぬ忙しさに右往左往している娘夫婦を手伝ってやれないふがいなさに若干へこんでいるようです。

とは言うものの 孫のほうはサッカーが楽しくて楽しくて仕方がない様子で、とても充実した日々をおくっているようです。次男は水泳とテニスを頑張っていて、娘夫婦も大学時代は競泳の選手だったので力が入ってくると思います。まだスポーツを始めていない三男もいずれは何か始めておそらくは忙しくなり、だんだんと祖父母の出る幕はなくなってゆくという悲しい予想をしいられています。

孫たちの成長は私達遠方に住む祖父母にとってはこの上ない楽しみ。甘えてくれる幸せは何物にも代えがたい物なのですが、それぞれが成長するにつけ勉強・スポーツ・友達など、大切なものがどんどん増えてゆくわけです。当然のことであって、それが自然の成り行きなのですが、その状況がどんどん加速し始めると、わかっていながらもうら寂しい気持ちにさいなまれるようになってきました。

元気でどんどん自分たちの世界を広げていってほしいと願いつつも、もうしばらくは孫たちに甘えてほしかったなと欲張りな願いが断ち切れない日々をおくっています。

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