<この体験記を書いた人>
ペンネーム:花音
性別:女
年齢:52
プロフィール:57才の主人と3人の男子がいる家庭です。息子達の手がかからなくなった途端、双方の実家に不幸がありました。
一昨年に義父が94歳で、昨年に私の父が83歳で亡くなりました。
さらに不幸は続き、遠い実家の跡を継いでいた義兄が秋に64歳で急逝し、義兄を頼っていた主人(57歳)は、それは落ち込んでしまい見ていられない程の状況に。
ですが、義父の1周忌の施主を急遽主人がやることになり、片道6時間以上かかる実家への往復が続く慌ただしい日々が続きまました。
そして私(52歳)と主人の友人には年賀状の喪中欠礼状を2年続けて出すことになりました。
喪中欠礼状には、亡くなった父と義兄の名前と年齢を書きました。
ようやく新年を迎え、「義父が亡くなった翌年には年賀状が来なかったから、今年も年賀状はないな」と思っていたところ、思いがけず何通も年賀状をいただくことになりました。
その全てが「娘・息子が結婚しました!」「孫が生まれました♪」といったご報告......。
年賀状のマナーとして「喪中の人に年賀状を控える必要はない」というのは知っています。
でも、年賀状の文面が皆さん「大変でしたね。それはともかくご報告があります!」「昨年ご報告ができなかったので今年は出しました」という書き方をしてこられたのにはとにかくビックリ!
主人は兄を亡くしてまだ3カ月経っておらず悲みの最中です。
しかも義兄嫁と義母との間でトラブルが起こり、主人だけでなく私も巻き込まれて、まだ気を抜く余裕はなかった時期でした。
私の実家の相続手続きもありました。そんなバタバタな時期に、何もわざわざ「それはともかく」と浮かれた年賀状を出してこなくても......とモヤモヤがおさまりません。
私の友人などはクリスマスカードに「大変だったね、ところでうちは子ども2人とも結婚したよ。おたくはどう? LINEのIDを教えて!」、年賀状に「子ども達が結婚して寂しいから、社交辞令じゃなくて会おうよ!」とグイグイ来るので、気持ちが悪くなってしまいました。
電話番号を教えていなかったので本当に良かったです。
また、一番呆れたのが主人の女友達が書いてきた「また今年も喪中なのー?」でした。
その友人は、既にご両親を見送られた人だったので、何気なく書いたのかもしれません。
しかも「今年も(年賀状を)出せなかったら、かわいい孫の写真がお届けできなくなっちゃうじゃない!」という文面には主人が「は? こいつ、こんな奴だったっけ?」と怒りをあらわにしていました。
赤ちゃんはかわいいですし、うちにも息子がいますので孫の誕生がうれしい気持ちはわかります。
でも、普段は温厚な主人が迷わず年賀状を破り捨てようとしたので、「この人からこんな文が送られてきたという証拠は残しておこう」と私が止めました。
もう、終活という名目で年賀状自体を辞めてしまおうかと主人と話しています。
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