辛さを知っているからこその強さ。ヘルパー講習でもらえた、前向きになれる力/タオ

初めまして、タオと申します。

母が若年性認知症を発症して、現在は要介護度5、施設でお世話になっています。

母が有料老人ホームに入居して落ち着いた頃、介護の事を少しでも知りたい・・・と思い、現在の「初任者研修」にあたる「ヘルパー二級」の資格をとることにしました。

前回の記事:「大変でした」と素直に言えた。分かってもらうことがこんなにも嬉しいなんて

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介護の話。

押し溜めていた気持ちを話せるようなきっかけがあれば話したい人は多いのではないでしょうか。

私もそうでした。

それぞれの話題で効いてるブレーキが違うだけで今もきっとそうです。

受講する時に一番不安だったのは、誰かの「介護話を聞く事」でした。

介護の話を聞いて、流せずについ自身と照らし合わせてしまう私は、フラッシュバックを引き起こすきっかけを避けるだけでも精一杯でした


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こちらが受け止められるように身構えていない時に、「身内の介護話」をされる事は少なくありません。

あれから10年以上経ち、介護にまつわる体験談を描いている今なら聞ける話も、当時は苦痛でしかありませんでした。

きっと親の介護を経験してない時の私なら聞ける話もいっぱいあったでしょう。

突然話して受け止められる相手と、聞いて苦しむ相手がいて、私は後者だと知っていたら、相手もきっと私には話さなかったでしょう。

色んな人がいて、様々な対応方法があるのだと知り、
今まで「自分の母親の介護」にしか目を向けなかった私が、
初めて「他の人の介護」との関わり方を意識した出来事でした。

関連記事:なんでうちの母が若年性認知症に...やり場のない気持ちが周りへの嫉妬に/タオ

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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タオ

北関東在住、母ひとり子ひとりで人生を適当に過ごしていたら、母親が若年性認知症になり生活が一変して四苦八苦することに。介護へのイメージが一変する出来事や、当時教えて欲しかったなと思う事を描いています。

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