母親が若年性認知症になり生活が一変。そんな日々を描いています。
前回の記事:まるで違う人...母が好きだから介護施設に会いに行くのをやめました
実家は古びた賃貸アパート、その日暮らしで生命保険に加入していなかった母親と、絵に描いたような貧乏育ちの家庭で育った一人娘の私。
医療費は高額医療費制度のおかげで支払った分は支給されましたが、手続きの関係で支給されるのは申請してから2カ月後になります。返ってきたお金をまた医療費にあてても、支給を待っている間は他の月で払っている2カ月分多く負担したままなので、高額でした。
オムツ代や衣類と細々な支払いも重なり、毎月の食費より多い支払い。
親の介護がスタートすると同時に職を変え、精神面も金銭面でも負担がのしかかってきました。
自分ではない誰かが作った美味しいものを食べられる。
何気ない会話が難なく交わせる。
少し工夫したり我慢をすれば貯金を増やせる。
...そんな、自分には手に入らない生活。
そういう部分を特に羨ましく感じるようになると、どんどん後ろ向きの考えしかできなくなっていきます。
そんな私でも、別視点からの気付きがあり今の考えを改めようと思うきっかけがありました。
次回に続きます。
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