「幸せそうでいいね」に怒りがこみ上げる。その時私が気づいた大切なこと/タオ

自分の母親が若年性認知症を患い、面会に行くたびに落ち込んでいました。

そして、お母さんが元気な友達に対して、「自分とは大違い」「気楽なもんだ」とひどい嫉妬の感情を抱いていました。

それでも、母のことを人に伝えることはしませんでした。

前回の記事:なんでうちの母が若年性認知症に...やり場のない気持ちが周りへの嫉妬に

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直接介護していなくても、親の面倒を見るという事は心身どころか金銭面でも大変な労力を強いられます。他人を羨んで妬んで少しずつ歪んでいった私、当時は黒く渦巻く自分の気持ちに全く気付いていませんでした。

当時私が友人や職場の方にあまり介護の状況を話さなかったのは、
話したところで状況が変わるわけでもないのに、話して心配させることは、身近な人に毒を飲ませるようなものだという気持ちがあったからでした。

なので、日常生活では母の介護については触れずに空元気で過ごしているので、上司に言われたような台詞は本当によく言われました。正しいと思ってやってきた事で自分が傷つく。よく考えると、こんなに理不尽な事はありません。

そしてまた、妬む気持ちを持ち続けると、自分も同じことを人にする可能性があるということに気づいたのです。

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きっと本当に悩みが無い人には気にならないやりとりにカチンときたこの時、心のSOSは、悲しみや苦しみを抑えても怒りとして現れてくる事に気付きました。

そして、やっぱり無理をして母に会いにいくのはやめようと思ったのでした。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。

タオ

北関東在住、母ひとり子ひとりで人生を適当に過ごしていたら、母親が若年性認知症になり生活が一変して四苦八苦することに。介護へのイメージが一変する出来事や、当時教えて欲しかったなと思う事を描いています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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