「冷蔵庫に入れておけば大丈夫!」賞味期限切れだらけの義両親の冷蔵庫/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年が経ちました。

前回の記事:熱中症で救急搬送!炎天下なのに散歩に出かけた高齢の義両親/山田あしゅら

熱中症救急搬送の後、転倒した際顔を打って出来たらしい義母の青あざもだんだん薄れていきました。

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頭部の怪我は時間をおいて容体が変わることがあるそうなのでしばらく注意が必要でしたが今回は幸い問題がなさそうでホッとしました。

しかし騒ぎが落ち着いた後も私は相続手続きなどで忙しく、家と実家を行ったり来たり。

前回の件はたまたま私が家にいる時だったので良かったのですが、いつ何時事件が起きるかわからない我が家です。

今思えば本当に綱渡りのような毎日でした。

その頃、朝晩の食事は私が作っていましたが

昼食は...

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と、義父の希望もあり、数か月前から自分で調達してもらうことになっていました。

これも今思えば実家のことで大変な私を慮った義父の気遣いだったのかもしれませんし、義父自身、元々買い物好きな上、歩行が怪しくなってきた自分を奮起させる意味合いもあったのかもしれません。

救急車騒ぎからは義母を連れず一人で買い物に行くようになった義父でしたが、杖を突きつつ、近所のスーパーやコンビニに一生懸命通っていました。

そんな義父の必須アイテムは旅行用のキャリーケースでした。

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義母同伴の時もこんな感じだったんじゃないかな?と思います。

しかし、杖を突いてキャリーケースを引くのは不安定で危なっかしいものです。

そこで買ったものを入れられる歩行器を勧めるのですが

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素直には応じず、しばらくこのスタイルで買い物に行っておりました。

ところがこのキャリーケース。結構ものが入ります。

そしてついつい、たくさんのものを買い込んでしまうのです。

購入物は食品がほとんどなのですが、次の日体調が悪かったり雨が降ったりしたら買い物に行けないのではないかと不安が先立つようで

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とにかく1度に大量のものを買い込んでくるのです。

たくさん買い込んだところで食べるのは義父母の二人。

賞味期限内に食べきれないことがたびたびありました。

義父母の部屋には小型の冷蔵庫があったのですが、いつでも庫内はカオス状態で

時々入りきらないものが部屋にあふれていたりしています。

認知症が進んだ義母に食品管理はまず無理です。

かつては細かすぎるほど几帳面な義父だったのに、食品の傷みに関しては不思議なほど無頓着でした。

どうやら冷蔵庫は万能で、入れておきさえすればとりあえずは大丈夫...そんな考えだったように思います。

折も折、暑さがますます厳しくなる頃。私はだんだん心配になってきました。

そこで賞味期限が切れたものをチェックしては廃棄するよう促すのですが

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突っぱねられるだけ。

処分したことが分かると怒られるので、仕方なくいない時を狙って片付けることにしました。

なのに、またまた買い込んでくる...の『いたちごっこ』。

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我が家の高齢者の食品との闘いは、自分で買い物ができなくなるまで

それからしばらく続くことになったのです。

【次のエピソード】全ては不屈の精神から。義父が家の中で厚底スニーカーをはく理由/山田あしゅら

【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら

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山田あしゅら

指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を アメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」にて綴り始めて10年近く。 山田家介護のキーパーソンでもある50代主婦。

2017年現在、現在義父は88歳・要介護3。入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。 義母は92歳・要介護4。週5日のデイサービスなどでしのぎながら在宅にて介護をしている。 同居家族は夫(としお・60代・会社員)長男(一郎・30代・会社員)。 このほか結婚して独立した次男(二郎・20代・鍼灸接骨院経営)とそのお嫁さん(さくら・看護師)孫(きんとき・2歳)一人暮らしの三男(三郎・20代・会社員)と結構賑やか。 これらの日常をもとに著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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