まさに魔窟!?とんでもない義実家の「汚屋敷」の片付けに着手

6.jpg

ペンネーム:ぱぴ子
性別:女
年齢:46
プロフィール:北国に住む専業主婦です。夫は単身赴任中。子どもは中学生と小学生の男児二人。近所に汚屋敷状態の義実家があります。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

我が家から車で10分ほどのところにある義実家はいわゆる「汚屋敷(おやしき)」です。
廊下も部屋の中も床の上が物だらけで足の踏み場もなく、たまに遊びに行くと座る場所もないので立ち話をするしかない状態でした。次男が幼稚園児だった頃、探検ごっこと称して物だらけの階段をかき分けて上がり、初めて二階の部屋に立ち入った時には「おおっ! こんな汚ない部屋は初めて見た!!」と叫んだほどです。

孫からそんなことを言われ、さらに息子である私の夫から「不要品は捨てて片付けなよ」と言われても義両親は「いや、これは全部いるものだ」と言ってまったく片付けようとはせず、事あるごとに「戦後の物のない時代に育ったから、もったいなくて物が捨てられない」と言いながら汚屋敷に住み続けていました。

「使わない物をたくさん買って家の中で腐らせるのはもったいなくないのだろうか?」とは思っても口に出せないのが嫁の悲しさ。私たちは為す術もなく、ただ黙って汚屋敷をみているだけの日々が続きました。

そんなある日、義母が末期癌であることが判明しました。

義父が自宅での介護を希望したので、「廊下にこんなに物があったらお義母さんがトイレに行く時に危ないから片付けよう」と提案すると、義父は意外にもあっさりと承諾しました。

さらに、キッチンからの腐敗臭がひどかったので、「心配だからお見舞いに来たいけど、あまりに臭くて子どもたちが部屋にいられないから、賞味期限が切れた食品だけでも捨てよう」とたたみかけると、こちらも意外とすんなりとOK。

もしかしたら義父母も内心では片付けたいと思っていても、何から手をつけていいのかわからずに困っていたのかもしれません。こうして、姑の癌をきっかけに10年以上も手をつけられなかった汚屋敷の片付けに着手することができるようになったのです。

いざ片付けようと思ってよく見てみると部屋のあちこちがとんでもない状態になっていました。廊下には中身が満杯で蓋がしめられなくなったダンボール箱がところ狭しと置かれており、その上にはホコリよけと思われるビニール袋が山のように積まれていました。このビニール袋を始末しただけでもかなり廊下がすっきりしたほどです。

冷蔵庫の中は満タン状態で、中に入っている瓶詰めは中身が変質・変色していまい、もはやラベルに書かれた物が入っているとは到底思えないようなレベルに。野菜がひからびているのはもちろんのこと、もやしは袋の中で液体と化していました。もやしって古くなると液状になるものなのですね。

台所のシンク下には賞味期限の切れたオリーブオイルとめんつゆが大量に眠り、床の上には鍋と古い缶詰が山積みになっているというまさに魔窟といってもいいような状態。

ゴミのほとんどが賞味期限をかなりすぎてしまった瓶詰めや缶詰で、中身を捨てて分別できる量ではなかったので、便利屋さんに頼んで処理していただくことになりました。このようにして、汚屋敷の片付けのはじめの一歩をなんとか踏み出すことができました。

悪臭はなくなり廊下もすっきりしましたが、今回処理できたのはほんの一部分でしかありません。それでも片付けることに同意させるためのテクニックは身についたかなと思います。「汚いよ」「いらないでしょ」ではなく、「心配だ」「危ないよ」の路線でこれからも汚屋敷の片付けを少しずつ進めていきたいと思います。

関連記事:「ゴミ屋敷」になるのはなぜ? 60代以上に多いセルフ・ネグレクト

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
PAGE TOP