<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴち
性別:男
年齢:51
プロフィール:齢50を過ぎても子供じみた行動を取る人は、なかなか友とは呼べないものです。
高校時代に出会ってかれこれ30年来の付き合いとなった、現在51歳、同じ歳の友人A。
Aはいつもみんなのリーダー的な存在で、いつも仲間の輪の中心にいます。
話題も豊富でいつも元気で明るく、なにかイベント事があれば、先頭に立ってみんなをグイグイ引っ張る、人望の厚い人間です。
みんなに好かれるAに、私も一目置いてはいました。
ですが、一つだけ引っかかることがありました。
それは、私との会話に対してのみ「全否定」から入ってくること。
全否定から入って、次第に自分を優位に立たせるように会話をつなげることもモヤモヤしていました。
今から15年ほど前、私とAを含む5人で車で出かけたときのことです。
Aが同乗していない別の友人(私たちと同じ歳)の離婚話を話題に挙げてきました。
心配になった私が少し話題を掘り下げると、Aはこう言いました。
「普通、そこ広げるか? デリカシーなさすぎだろ」
急にそんな言葉を投げかけられて、とっさに私は何も言い返せません。
すると、同乗していた別の友人が「いや、俺も気になるんだけど?」と言うと、Aは「いや~、実はさ...」と、友人の離婚の経緯などを詳しく語り始めました。
このようなやり取りは日常茶飯事で、その都度モヤモヤしたものを感じながらも、長い付き合いということで我慢をしてきました。
我慢の限界が訪れたのは3年前の春でした。
いつもの仲間との花見に遅れて参加したときのことです。
仕事で遅れることは事前に連絡をしておいたのですが、Aだけはそれを認めてくれません。
しかも遅れた理由を、無理やり私の薄くなってきた頭髪のせいだと言い始め、私の容姿をからかうことで笑いを取ろうとしたのでした。
頭に来た私は、適当な理由を付けて早々にその場を去りました。
何かと私に対して嫌な態度を取るA。
確かに長い付き合いではありましたが、決して良い関係とは言えないので、Aとは距離を取ることにしました。
何かの連絡がLINEで来ても、すぐには返信しないようにしました。
返信の際は極力文字数を少なく、手短に。
忘年会などに呼ばれたら、お茶も飲まず5分程度のあいさつで去る。
そうしたことを繰り返した現在、Aからの連絡は途絶えました。
寂しい気持ちがないのか? と問われそうですが、そうした気持ちよりもモヤモヤを抱いたままAとこれからも付き合うことのほうが苦痛です。
思い切ってAとの関係を断舎離して良かったと思っています。
なぜAが私に対してのみ、ああした行動をとったのか。
誰かを陥れることでしか、自分のポジションを作れない人だった、それだけのことなのか。
近況報告もしてない今となっては、真相を確かめることもありません。
私が距離をとった今、私の代わりの誰かが嫌な思いをしていなければ、と願うばかりです。
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