<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぽに子
性別:女
年齢:46
プロフィール:小・中学生の子どもがいる兼業主婦です。パートで働きながら、自分時間も大切に生きたいと思っています。
下の子が幼稚園の頃ママ友になり、今ではよく遊ぶようになった女友だちAさん(30代半ば)の話です。
Aさんのご主人は少し年上の40代前半なのですが、なかなか個性的な人で変な「マイルール」が多いようなんです。
ご主人は亭主関白な雰囲気があり、独身で一人暮らしが長かったため自分で家事は一から十まで何でもできてしまいます。
一方、Aさんは結婚するまで実家暮らしの「お嬢様」タイプのふわっとした人で、家事も全然したことがなかったそう。
そのため結婚前には「花嫁修業してから家に来い」と言われて、何だかドラマみたいだなーと思いながらも、それが普通だと思って結婚したそうです。
家事も料理もできるご主人なので、結婚したあとパートをしていたAさんと家事は分業していました。
私の夫は何もできない人なので、「いいじゃない!」と思ったのですが、実情を聞いて驚きました。
いざ結婚したら、ご主人は全てに口出しする面倒くさい夫だったのです。
洗濯物は仕分けして洗う、これは手洗いをする、干し方はこうと、まるで姑のように一つ一つ指導してきたそうです。
最初の頃は、何度も洗濯物の畳み直しをされたと言っています。
食事は主菜以外に、小鉢で何品も出さなくてはいけないし、健康志向の強いご主人に合わせて玄米も炊いているようです。
お弁当も毎日作っていますが、そのお弁当にはおかずの残り物や作り置きの副菜は詰められないようで、お弁当用の料理を早起きして作っているというのです。
結婚当初は「お前の実家は味が濃すぎる!」とダメ出しをされ、落ち込む日々。
洗濯も掃除も料理も、花嫁修業をしてこいと言ったくせに、結局ご主人好みに変えられてしまったみたいです。
そしてAさんが「一番大変!」というのが、メインのメニューを一週間分あらかじめ決めないといけないこと。
子どもがいると予定通りにいかないこともあると思うのですが...。
一度、Aさんの手があまりにもガサガサで心配したところ、「食洗器は水と電気を使うから、出来るだけ使わないように」と言われたせいでした。
水も小出しにしないといけないそうで...。
子どもにまでケチなことを強要したくないので、自分だけ節電と節水を頑張っていると言っていました。
手伝ってくれていた家事も妊娠して専業主婦になったときに「仕事辞めたから、今後は家事は全部お前の仕事だからな」と釘を刺されたそうです。
お腹が大きいときだけ家事を多少分担してくれていたみたいですが、ご主人からは「やってあげている感」がひしひしと伝わってくる感じだったと。
結婚してもう7年ほどたつので、Aさん本人は「慣れた」と言って笑っています。
最近では家事に口出しされても、言い返したりできるようになり、あまりうるさく言われなくなったみたいです。
お子さんが小さい頃は急に実家帰ったりしないかな? と心配していましたが、今はAさんもだいぶ割り切れているようです。
「夫のほうが年上だしね...。子どもが小学校卒業したらフルタイムでも働けるし、その時には...」
そんなふうに言っているくらいです。
わたしの夫も亭主関白タイプですが、Aさんのご主人のような支配したい亭主関白も大変だろうなと思います。
会うたびにAさんとは、お互い笑い話みたいに夫の愚痴をよく話しています。
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