現在「富裕層」の私がいかにして危険な姑との二世帯住宅に住むことを決めたか/斗比主閲子

ここまで書いて、現在二世帯住宅に住んでいる、または、過去住んでいたという人からすれば、ある重大な要素について触れていないことにお気付きかと思います。

そうです、姑がどんな人間かどうかです。

舅ではなく、姑。

私も嫁姑争いが存在していることは知っていましたから、さすがにまったくノーチェックで結婚(=二世帯住宅)を決めたわけではありません。

予め、パートナーとともに姑と話す機会は何度もセットしました。

よく覚えているのは、姑の手料理を振る舞ってもらったときです。

結婚するかもしれない相手の親の手料理を食べるというのは、アメリカドラマでもしばしば見るように、かなり受け入れられた状態ですよね。

確か、食べたのはシーフードパスタだったと記憶しています。

とても具の多いシーフードパスタ。

そのシーフードパスタは私の口には合わなかったんですね。

もっと直接的に言えば、不味かったんです。

もちろん歓待されている立場ですし、結婚も想定していましたから、自分から

「お義母さん、このパスタ、美味しくないですね」

とは言いません。

そういうことを言わない常識ぐらいは持ち合わせていました。

「ありがとうございます!」

とちゃんと完食はしたんです。

ただ、誰かに言いたくなってしまったんですよね。

「あのパスタ、美味しくなかったよね」と。

そして、そのパスタを食べた人は当然ながら私以外はパートナーとその家族しかいないわけですから、必然的に私はパスタの感想をパートナーに言ってしまったわけです。

二世帯住宅に住んで10年以上になり、何百人もの男女からの相談を受けている今の私となれば、これが悪手だということは分かっています。

ただ、当時の私はその"常識"は持ち合わせていなかったわけです。

私と同様にまだまだ若かったパートナーは、親の手料理が結婚するかもしれない人間の口に合わなかったことを聞いてどうしたでしょうか?

はい、多くの皆さんの想像通り、

「お母さん、この前振る舞ってもらった料理、美味しくなかったよ」

と伝書鳩のようにそのまま直球で姑に伝えてしまったのでした。

印象はかなり最悪ですね!

このような、最悪に近いところから我が家の二世帯住宅化の物語は始まりました。

【まとめ読み】二世帯住宅在住、富裕層! 斗比主閲子さんの記事リスト

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

斗比主閲子

"アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP