<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:夫と2人の子どもとの4人家族。義父母のお店を手伝いながら、義父母と半同居生活をしている主婦。
我が家は夫(47歳)の両親と半同居生活をしています。
義父(71歳)と義母(69歳)は、自宅の1階で小さなレストランを営んでいて、私も義父母のお店で働いています。
店のホールは義母が殆ど1人で切り盛りしていましたが、私が手伝うようになってからは、次第に「腰が痛い」「膝が痛む」と身体の不調を理由に、お店の仕事から遠ざかってしまいました。
お店に出なくなると、手術をするほど痛いといっていた腰や膝の具合はどこへやら。
仲の良い近所の人達や友人達と旅行に出かけたり、大正琴のサークルや、カラオケサークルに入ったりと、自由気ままな生活を送っていす。
そんな義母は何事に対しても大雑把な性格。
嫁の私からすると、細かいことを言わないので楽なのですが、困ったことに金銭面も大雑把なんです。
お金が手元にあるとどんどん使ってしまうため、お店の経営や生活費等は、義父がきっちり管理をしています。
義母は毎月、月初めに義父から一定のお金をもらって、自分の好きなように使っています。
義母は、義父からお金をもらった月初めはとても羽振りが良く、家の娘(17歳)と息子(12歳)にもお小遣いをくれたり、毎日どこかに出かけています。
しかし、月末近くになると、もらったお金が足りなくなるようで外出が減ります。
「〇〇さんからカラオケに誘われたけど、お金がないから断った」
「観たいお芝居があったけど、お金がないから行かれない」
なんてことを月末になるといつもぼやいているため、懐事情が丸わかりです。
我が家の子ども達は義母のいないところで「おばあちゃんは、月初めは気前が良いけど、月末はケチケチだよね」と笑っています。
月末近くのある日、義母から「今月はいろいろと出費が重なったから、お父さんにバレないようにランチの売上金を細工して、少し助けてくれない?」と言われました。
長年、お店の売上金は義父が閉店後にチェックをしていました。
しかし少し前から、高齢の義父の負担を少し減らせればと思い、ランチタイムが終わると一旦私が売上金をチェックし、義父に渡すようになっていたんです。
きっと義母はそのことを知って、義父には頼めないけれど、私になら頼めると思ったのでしょう。
「小さなお店だから100円、200円なら誤魔化しもきくけど、何千円もお義母さんに渡すなんて出来ませんよ」
私はやんわり断りました。
しかし、義母のしつこさに負けて、仕方なく最初で最後と念を押して、5千円をポケットマネーであげました。
義母は「あんた達のお金は悪くてもらえないから、来月お父さんからお金をもらったら返すわね」と言っていましたが、翌月の中頃になっても返してはくれませんでした。
お金の無心は一度だけで終わればいいのですが、義母のことだから、また月末近くになると金欠病になるでしょう。
これからも義母がお金を要求してきたらと考えると胃が痛くなります。
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