<この体験記を書いた人>
ペンネーム:maya
性別:女
年齢:35
プロフィール:55歳と35歳の年の差夫婦です。ジェネレーションギャップを楽しんでいます。
年上の主人の両親と同居中で、現在私たち夫婦には小学生と幼稚園児の子供がいます。
80歳の義父は昔から子供好きで、近所の子供たちも自分の孫のように可愛いと話しています。
そのせいか、知らない子供に突然お菓子を渡したり、学校帰りの子供に話かけたりしていたことが義父との会話で判明しました。
最近の子供は愛想が悪いと愚痴をこぼしたんです。
今のご時世、やはり知らない人から声をかけられたら警戒するよう学校でも教わっていますよね。
そのためお菓子を受け取ってくれる子供はおらず、話しかけても無視されたり逃げられることがほとんどなんだとか。
そりゃそうですよね。
私ももし自分の子供が知らない人からお菓子を貰ったなんて言ったら食べさせないと思います。
でも、テレビで子供の連れ去りなどの悲しい事件を観て、胸を痛めている義父なので、落ち込んだままでは気の毒です。
「今はこういう事件が多いから、子供も知らない大人に警戒するように言われているんですよ」
そう伝え、納得してくれるのかと思いきや、「俺は違う!」と納得せず...。
大の子供好きの義父を知っている人から見たら、微笑ましく思ってくれる人もいるかもしれませんが、たいていの人はそうではありません。
また、赤ちゃんを連れている母親に、外で突然「その子、抱っこさせてくれ」と話ししかけていることもわかりました。
母親が驚いて断ると「最近の若いもんは~」と、お説教したとか...。
声をかけた人の中にたまたま私の友人がいて、その後私の義父であることがわかったため、友人が私に教えてくれましたが、怖い思いをさせてしまって本当に申し訳なかったです。
主人からも、このご時世なので不審者と間違えられるという事を伝えてもらいましたが、義父は改めるつもりはまったくなし。
しかし、ついにその心配が的中してしまいました。
義父が習い事帰りの小学生にしつこく話しかけた為、怖がった子供が親に話して「不審者がいる」と通報されてしまったんです。
警察が見回りをする事態となってしまい、聞き込みからすぐにその「不審者」が義父だということが判明。
義父は警察の方にも逆ギレ。
警察官が今のご時世仕方ないよとなだめてくれましたが、自分は悪いことをしていないの一点張り。
こちらは平謝りで、ご近所さんたちからも見られて恥ずかしい限りです。
私は警察の方が帰ったあとに、恥を承知でご近所さんにすべて話して、義父がおかしな行動をしていたら教えて欲しいと伝えました。
そしてその夜、主人と私、義両親で話し合いました。
義父の行動が行き過ぎていること、このままでは小学校に通っている孫(娘)が学校で嫌なウワサをされる可能性もある。
孫たちからも嫌われる可能性だって高いことを伝えました。
さすがに孫の名前を出すと義父も黙ってしまい、それから子供に話しかけている様子は見ていません。
ご近所さんたちも、義父を見かけるけど子供に何かする様子は見ていないということで安心しました。
義父にはかわいそうなことをしてしまったかもしれませんが、やはり地域の子供たちを守る為には仕方ないと納得してもらうしかありません。
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