「家事は女の仕事」と公言する70歳の義父。2世帯住宅だけど、介護になったら...と気が重いです

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:40
プロフィール:2児のアラフォーママです。家事は女の仕事だと貫く、同居する義父にモヤモヤする日々を送っています。

「家事は女の仕事」と公言する70歳の義父。2世帯住宅だけど、介護になったら...と気が重いです 18.jpg

2020年9月下旬、わが家に朗報が入ってきました。

同居する70歳義父と63歳義母の娘(29歳)、つまり義妹が無事にお産したとのこと。

義妹はわが家から車で片道1時間ほど離れた町に住んでいます。

残念ながらコロナの影響で面会はできませんでしたが、スマホに送られてきた赤ちゃんの写真を見て、とても幸せな気持ちになりました。

うれしい報告と同時に我が家もしばらく忙しくなりそうです。

なぜなら義母が義妹の家に約1カ月間、育児サポートをしに行くからです。

本来であればわが家に里帰り出産をする予定でしたが、コロナ感染者が出ていることから控えることに。

幸いにも娘さんの住む地域はコロナ感染者が出ていませんでした。

できるだけリスクを避けるために、義母が出張する方法を取ったのです。

わが家は完全分離タイプの二世帯住宅です。

生活スペースは別々で、家事もそれぞれ行っています。

義母は家事を完璧にこなすタイプで掃除や洗濯、料理など何をしても手際がいいです。

さらに工場に勤めて20年以上。毎日フルタイムで働いている凄い女性です。

忙しいのに家事を100%こなしてきた義母に頭が上がりません。

対して私は不器用なタイプ。

そのため義母がいないあいだ、代わりに家事が務まるのかプレッシャーを感じました。

「協力しながら1カ月間過ごしてね」義母は私にそう言い、娘さんの家へ行ってしまいました。

さて今日から忙しくなるぞ。一生懸命に家事をこなさなくちゃ、と意気込み、いつもの家事に加え、義父の身の回りの事もこなしていきました。

仕事をしたり、10歳と7歳の子どもの習い事へ連れて行ったりして何かと忙しい日々を送りましたが、一週間後にはドッと疲れが...。

そして「ゴミくらい持って行ってくれたら助かるのに」と義父に対して、少し不満を持ち始めました。

同時に介護が必要になると、今よりももっと大変になることも感じました。

幸いにも現在義父は足腰が不自由なわけでもなく、毎日元気に過ごしています。

家庭菜園を楽しんだり、テレビを見たりしてシニアライフを満喫中です。

だから、時間にも余裕があるはず。

こんな時こそ家事を少しでも経験してもらいたいと思い、協力してもらえないか勇気を出して義父に言ってみることにしたのです。

すると思いもよらぬ返答が...。

「家事は女の仕事だからのう」

その言葉を聞いて、一瞬フリーズしてしまいました。

確かに昔はそういった考え方が主流だったのかもしれません。

しかし今は時代が変わりました。

共働き世帯が増える中で、家事は協力して行うのが普通だと私は思っています。

「今は昔と違うからね~」と笑って交わしましたが、心底モヤモヤしました。

人の考え方はそうそう変わるものではありません。今さらあれこれ言っても仕方がない。

気持ちを割り切るほうが大事だと思い、義母の代わりに徹することにしましたが、

もし義母が先に介護が必要になったら、協力する気のない義父の世話と、義母の介護の両方をすることに...。

そう考えると、気が重くなる私なのです。

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