<この体験記を書いた人>
ペンネーム:maya
性別:女
年齢:35
プロフィール:小学生と幼稚園児の母です。喧嘩したり遊んだり......賑やかな毎日です。
年上の主人(現在55歳)と6年の交際ののちに結婚し、今は小学生と幼稚園児の子供がいます。
主人は几帳面で真面目な性格、私はどちらかというと大雑把な性格です。
正反対の性格ですが、付き合っている時は、何も気にしない、動じない私といると、神経質な自分(主人)が穏やかでいられるなんて言ってもらえました。
しかし、一緒に住んでみると私のちょっとした事が気になってしまうそうです。
私は「あとでまとめてやろう」というタイプですが、主人は「その都度すぐにやろう」というタイプ。
主人から見れば私が怠けているように見えてしまうようです。
例えば子供たちが家の中で遊ぶ時は思いっきり遊び、最後の「お片付けタイム」でキレイにしてから夕飯やお風呂に行くという流れにしていた私。
主人はその様子も気になっていて、別のおもちゃで遊ぶ前にしっかりと片付けてから次のおもちゃで遊ぶように指示していました。
もちろんその方が部屋はキレイですし最後の片付けも楽なのですが、子供たちは結局また一度片づけたおもちゃも出してしまうのです。
私のやり方が自分と違うことが気になりすぐ指摘してきたり、機嫌が悪い時は揚げ足取りのような言葉も出てきます。
性格が真逆なので注意されるのは仕方ないと諦めていますが...そこまで怒ることなのかなと思ってしまいます。
しかしそんな主人ですが、自分のミスには激甘。
私のミスには「しっかりしろ!」と怒りますが、自分がミスをすると笑ってごまかします。
さらに私のせいでミスをしたと怒る時もあり、正直、納得いきません...。
先日、そんな自分に甘い主人がネットの注文を間違えた時、やはり笑ってごまかしていました。
すると次女(幼稚園児)が「なんで笑ったの?」と言ったんです。
主人が「ちょっと間違えちゃったんだ~」とヘラヘラしていると「ママがやったら怒るのにね」とさらに長女(小学生)がポツリ。
「ママとは間違う回数が違うから」
主人は取り繕ったつもりでしたが、娘達には逆効果でした。
「え、パパは失敗を数えるの? やだぁ...」
すっかり娘たちに引かれてしまい、ちょっと焦った顔の主人に内心笑いました。
「ごめんなさいして終わりなんだよ。そうしないとつまんなくなっちゃうの」
無邪気な次女にそう言われ、納得したのかはわかりませんがその話は終わりました。
ところが後日、なんと主人が「俺、厳しい?」とひと言。
子供たちの発言を気にしているのだと思い「自分に甘いことが気になる」と伝えると珍しく主人が謝ってきたんです。
そして、「自分が怒ると雰囲気が悪くなることは分かっていた」と話してくれました。
私も「だらしないところがあるから、もう少ししっかりしたい」と反省すると、主人も私の性格も改めて受け入れて「これからはもう少し寛大でいるように気をつける」とのこと。
素直な子供の声が主人に響いてくれたようで嬉しかったです。
今では誰かがミスをすれば指摘はしますが、怒らず次は気をつけようという雰囲気に。
家族が穏やかに過ごせています。
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