<この体験記を書いた人>
ペンネーム:もふもふ
性別:女
年齢:52
プロフィール:寒いの嫌い。
75歳になる義母は、10年ほど前に義父が亡くなって以来1人で暮らしています。
会うのは1〜2カ月に1度くらいなのですが、ちょこちょこ電話をかけてきます。
重要な用件であることはほぼなく、「え、今かけてこないとダメ?」と思うような内容とタイミングなのです。
そしてそれをかけてくるのがほとんど私の携帯電話。
そのことに毎回軽くイラっとしています。
例えば娘、息子たちの誕生日の朝。
6時台に義母からの着信。
義母はとにかく早起きなのです。
その時間にはまだ寝ていることも多い私は、着信音でびっくり起きすることもしばしば。
「おはよう〜! 寝てた〜? 〇〇ちゃん(あるいは〇〇くん、娘息子のこと)お誕生日おめでとう〜! またお小遣いあげるわね〜!」
ガチャ。
朝からハイテンションな義母の声は、正直しんどいです。
こちらはほとんど声を発することなく一方的にしゃべり、切るのが常です。
なぜ私の電話に?
娘や息子に直接電話すればいいではないかとイラっとします。
寝起きドッキリのようなその電話で、いっそ子どもを起こして欲しいと願うくらいなのです。
夫に対する用事の連絡も私あてです。
「(夫が)いついつに来るって言ってたけど、何時頃来る?」
などという電話を私にかけてくるのですが、「いついつ行く」ことを夫から知らされていないこともありました。
「え、行くって言ってました? ちょっと聞いてないんでわからないんですけど」
「じゃ、また聞いといて」
え〜! 夫に直接電話すればいいじゃないの〜。
そうして、夫に「お義母さんからいついつ行くって電話かかってきたけど?」と尋ねる私の声に険が含まれないわけがありません。
義母宅へ行く時は私も一緒に行くことを当然だと考えている夫に、行くなら行くって先に言ってよ、と。
そこからケンカが勃発することも珍しくないのです。
私は土日の仕事が中心で、義母には何度も仕事中は電話に出られないことを伝えています。
しかし、かつて土日が休日だった義母には理解できないのか、あえて土日をねらって電話をかけてきます。
仕事を終えて着信に気づくと、またか、とため息が出ます。
折り返し電話をするといつもの他愛もない話。
「さっき見てたテレビでね〜」
「あなたたちも興味あるんじゃないかと思ってね〜」
などと、本当にどうでもいいことをと聞かされ「仕事中だったんで」と毎回イラつくのです。
また、連休が近づくと決まったやり取りがあります。
「今度3連休があるけど、うちに来る?」
「連休は基本仕事です」
「あら、そうなの。忙しいのねえ」
行けないことは承知しつつ、不満そうな義母。
土日がピークの仕事なんだからと、何回説明してもわかってもらえないのです。
常にマイペースで思いついたらすぐに電話をかけてくる義母。
でも、こんなことを言う友人もいます。
「うちの義母は絶対私には電話してこない。夫の携帯にしかかけないので憎たらしい」
うーん。
私にだけかけてくるのはもしかして義母なりに気を使ってくれているの?
それにしても、かけてくる内容とタイミングにはなかなか納得ができないのです。
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