床にモノを置かないために...「ずぼらな50代」私のクローゼット活用術/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。今回はリフォームで作った大きめのクローゼットがもたらした効果についてお届けします。

前回の記事:「自分だけのための家具」なんて...独身時代ぶり。将来を見越した、50代の私の「プチリフォーム」

床にモノを置かないために...「ずぼらな50代」私のクローゼット活用術/中道あん pixta_27078289_S.jpg

わが家には、1階に大きめのクローゼットがあります。

ある日のこと、クローゼットの中の収納ボックスをどかしてみると、シワシワにになったカーディガンがハンガーをつけたまま出てきました。

きっと何かの拍子にパイプから落ちて箱の裏側でヨレヨレになっていたのでしょう。

それは、私も存在を忘れていたほどのモノでした。

ネットに入れ洗濯をしてシワをのばしたら、ふんわりとした優しいカーディガンに生まれ変わりました。

1階のクローゼットにハンガーパイプを通した理由は、床やテーブルの上にモノを置かないためにです。

会社員をしていた時には、家に帰るとそのままキッチンに立つ生活でした。

カバンやジャケットやコートはリビングテーブルの上か床に置いていました。

2階にもって上がればいいのですが、その手間が煩わしかったのです。

・・・というのは言い訳で、そういう「習慣」になっていました。

親の私がそうなのだから子供たちもそうです。

それがすごく嫌だったんです。

外でのストレスやら、悪い"氣"やらがすべてその場所にへばりついているような気がしていました。

ある時など、友人のお父様のお通夜に行った帰り、家に帰ってすぐに喪服を脱ぎ、真珠のネックレスとイヤリング、バッグをリビングテーブルの上に置いたまま夕飯の支度をして、その日は疲れて服を片付けずに寝てしまったのです。

そして翌日もそのままにして出勤し、戻ってから片付けようとしたら真珠のネックレスだけがなかったのです。

リビングテーブルの横にはゴミ箱。

乱雑に置かれたモノの上にあったネックレスは何かの拍子にゴミ箱に滑り落ちたのでしょう。

何も気が付かず、ごみと一緒に処分してしまったのです。

「あーあ。ずぼらな性格でこんなことになるなんて」

このことがきっかけでリフォームの時にクローゼットを作り、長いパイプを通しました。

そして、そこにあれば上にモノを置きたくなるリビングテーブルも処分。

脱いだものはとりあえずクローゼットにかける。

床にはモノを置かないようになりました。

でも、やっぱりずぼらなんですね。

なまじ長いパイプを通したせいで、家族がどんどん服をかけるようになりました。

自分ではきちんと管理をしているつもりでも、クローゼットの中で忘れられているものや、ギューと押し込められているものを時々発見します。

なので時々中をチェックして要るモノと要らないモノを分けて、いらないモノは処分。

そこに、あるべきモノはきちんと並びかえて、目で確認できる状態に。

日々使うバックなどはフックに吊るしておきます。

クローゼットの中の風通しがよくなるよう、心がけています。

おかげで、床にモノを置かず、クローゼットの「あるべき場所」にしまうことで、日々の掃除は楽に済ませることができますし、なんといっても空気が動き、よいエネルギーを循環させることができています。

私は、健康もお金もエネルギーの循環だと思っているので、なにより「氣」が滞ることを嫌います。

「なんだか流れが悪いような気がする」「ものごとが動かないような気がする」と感じたら家の中を見直すチャンスです。

特に中の様子が見えにくいクローゼットや冷蔵庫、パントリーなどをスッキリさせ、風を通すことですね。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。結婚22年で夫と別居。自立した人生を送るため正社員として働いていたが、2019年2月「好きなことを仕事に」とフリーランスに転身。えいっと行動力を発揮して夢を叶える女性をつくるEitonessを提唱、ブログ講座やコミュニティの運営を 行っている。現在、社会人の長男、長女と同居。要介護2の実母は3年半同居生活の後有料老人ホームにて暮らしている。

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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