「自分だけのための家具」なんて...独身時代ぶり。将来を見越した、50代の私の「プチリフォーム」/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。今回はこれからの生活を考えた「プチリフォーム」についてお届けします。

前回の記事:ヒヤリ。夏生まれで「暑さ」に自信があった50代の私が、愛犬と遠出した結果...⁉

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普段の生活は一日中リビングで過ごしています。

家族が集うリビング。

それぞれの思うように過ごし、寝るときに自分の部屋に戻っていく...というライフスタイルです。

でも、春に体調を崩して使っていない部屋に引きこもってみたら、自分だけの空間がとても居心地が良かったのです。

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にわかに芽生えた自分だけの部屋づくり。

妄想がどんどん広がっていき、1階のLDKと、2階に自分の部屋を作るリフォームをすることに決めました。

実は数年前にリビングの「プチリフォーム」をしたことがあるんです。

その時は、少し傾いていた門柱と花壇を作り変えることがきっかけでした。

ちょうど夫と別居して3年ほど経っていて、「子供たちと心地よく暮らす」ことをテーマとしたお部屋づくりでした。

キッチンと和室の間仕切りをなくし、大型クローゼットを設置してワンフロアにしました。壁紙を張り替え、畳も新調して、家族がくつろぐソファのある暮らしに。

エアコン、冷蔵庫、食器棚、パソコン、カーテンなど家具や電化製品を買い換えました。

新しくなったLDKは立派なものではありませんでしたが、リフォームしたことで生きる自信につながりました。

今回は体調をくずしたことがきっかけですが、「私のこれからの暮らし」のためのリフォームです。

なのでモノを見直すところから始めました。

もうそんなに大きな家具はいらない。

たくさんのモノも必要ない。

ということで部屋に圧迫感を与えていた婚礼家具を処分することにしました。

和ダンスは残しておいて、洋服ダンスとドレッサーを処分。

前回のリフォームの時にちょっと頑張って購入した、食器棚(キッチンカウンター)もお役御免。

食器類も普段使うものだけにして、新しいキッチンに収納。

将来のおひとり様にむけてダウンサイジングです。

これからは暮らしに必要でないものはドンドン手放していこう!

そういった視点で家の中を見てみると、絶対に必要だと思っていたオーブントースターもパンを焼くだけにしか使えていないと気が付きました。

パンなら魚焼きグリルでも上手に焼けます。
(これは使っていただける人にお譲りするつもりです)

その代わりに購入したのが自分の部屋に置く、一人掛けソファ。

SNSで見た素敵なインテリアショップ。

クライアントさんの投稿に一目ぼれでした。

「素敵ですね。行ってみたいなぁ」とコメントを送ると、なんと一緒に行ってお店を案内してくださったのです。

そのソファは店内でも目立っており、さっそく腰をかけてみたらとても落ち着いたのです。

アームの手触りもすごく自然な感じでいい。

こっそりとソファの上であぐらをかいてみまました。

「そうだった。昔はこんなソファに憧れていたんだった」と思い出せました。

私の部屋のシンボルは、この無垢材のアームの曲線が美しい深緑ファブリックのソファ。

自分のためだけに家具を買うなんて、独身時代ぶりです。

子供が成長しそれぞれの時間を過ごすようになるって、ちょっぴり寂しさを感じるときはありますが、でも自分の人生を好きなように生きていける楽しさもあります。

それならば、まずは形を大切にしたい。

自分にとって心地よい空間で過ごす時間を大切にしたいと思います。

【まとめ読み】50代のこれから、そして悩み...中道あんさんの記事リスト

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん


「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。結婚22年で夫と別居。自立した人生を送るため正社員として働いていたが、2019年2月「好きなことを仕事に」とフリーランスに転身。えいっと行動力を発揮して夢を叶える女性をつくるEitonessを提唱、ブログ講座やコミュニティの運営を 行っている。現在、社会人の長男、長女と同居。要介護2の実母は3年半同居生活の後有料老人ホームにて暮らしている。

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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