20代で結婚して、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。今回は「ファッションに自分の定番を持つ」ススメです。
前回の記事:ああ、妄想が止まらない...50代、「母」ではない「ただの私」として過ごせる空間が欲しい
コロナの影響でイエナカ時間が増えました。
予期せぬ環境の変化、時代が変わるであろう予測などで多少モンモンとした気分にもなり、そういう時には「モノを整理することで新しい気分になる!」ということでクローゼットの中身(私の場合は洋服ダンスですけれど)の整理をしました。
コロナ前にはまだ未練があったスーツ類ですが...自分のライフスタイルでスーツを着ることなんて、今後はきっとない。
「70歳くらいにになって着たら...案外、さまになって素敵かも?」とずっと取っておいたノッチド・ラペル・カラー(襟の形)のジャケット。
「どこに着ていくんだ? 誰と会うのだ?」なんて自分に質問をしてみたら、「ない、ない!」と答えが返ってきました。
麻素材で肌触りは良かったのだけれど、どうも自分らしくないと心地悪さがあった赤のワンピースは、まだ数回しか着ていないけれど、戦力外通告。
...そんな風に1枚1枚と向き合あっていたら、いらない洋服が45ℓごみ袋で「2杯分」にもなりました。
今着るものだけで十分。
未来の心配までしなくていい。
洋服の数を数えてみると、ジャケット・コートなども併せオールシーズン13のアイテムで、計61着でした。
これが多いか少ないかは着る本人にしか分からないですが、意外に持っているなと感じました。
服を選ぶときに重視しているのは、自分が着て心地いいかどうか。
動きやすく肌にも優しいものを選んでいます。
少しでも違和感があるとストレスになります。
シンプルで飾り気のないものが好きです。
そして、持っていた服を分類して気づいたことは、シャツ・ブラウスが14枚とほかのアイテムに比べ多かったこと。
その理由はやはり好きだからと、飽きずにずっと着られるということ。
春と秋はそのまま、冬はセーターのインナーとして、夏は日よけにもなる。
1年じゅう手放せません。
襟を立てたりボタンをいつもより1つ余分に開けることで同じシャツでもスタイルに変化を楽しめるのもいいですね。
そしてちょうど今頃、初夏の季節には、袖を3つ折りにするスタイルも。
このスタイルが大好きなんです。
それにしても14枚はちょっと多すぎかもと思います。
トレッキング用に買った2枚は年末までに処分しようか。
時々気分転換のために冒険をして、デザイン重視で買うこともありましたが、やはり着ないんですよね。
私の定番は「シャツ」と決めておけば、下手に冒険をすることもなく、無駄なお金をかける必要もなく、買い物の時あれこれ悩む時間も必要ない。
毎日着るものに悩むことはありません。手持ちのシャツの中には5年くらい着ているものもあります。
年月がたっても好きなものは好きなのです。
「自分の定番を持つ」ということはオススメできます。
そして洋服の数を数えてみませんか?
何か見えてくるモノがあると思いますよ。
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