<この体験記を書いた人>
ペンネーム:masako
性別:女
年齢:53
プロフィール:53歳の主婦です。子供はおらず、56歳の夫と2人暮らしです。 呑気者の夫に困っています。
53歳の主婦です。
子供はおらず、56歳の夫と2人暮らしです。
夫は真面目で優しい性格なのですが、いささか、いえ、かなりの呑気者です。
「なるようにしか、ならない」
「先のことは、その時に考えればいい」
これが口癖で、計画を立てたり、前準備をしたりすることはほぼありません。
反対に私はかなりのせっかちな性分です。
きっちり計画を立てその通りに実行しないと気が済みませんし、事前に準備できることはずべて手配しておかないと落ち着きません。
そんな私たちですから、たまに温度差を感じることがあります。
たとえば、週末に2人で外食に出かける場合、私は事前にインターネットで情報を集めてお店を決め、きっちり予約を入れておきたいです。
ですが、夫はまるで違います。
「当日にならないと、何が食べたいかわかからないし、予約しちゃうと他のものが食べたくなった時に困るよ。寝坊するかもしれないし。適当にブラブラして、いい店があったら入るのが1番だよ」
あくまで無計画で呑気です。
夫の気分でキャンセルになってはお店に申し訳ないので、予約はせずに渋々ながらも夫に合わせています。
でも、夫に合わせると、「いいな」と思ったお店には満員で入れず、1時間以上も並ぶ羽目になることが多いのです。
私は並ぶのが大嫌いなので、その都度、かなりイライラしています。
ですが夫は並ぶのがまったく苦ではないようで、「人生は長い、ゆっくり待とう」などといたって呑気に構えていて、余計にイラつきます。
「だから、予約しておこうって言ったのに」と口論になることもしばしばです。
まあ、外食レベルの話でしたらまだ許せるのですが、災害に対しても呑気なのはどうしても見過ごせません。
今年(2020年)は、コロナ禍はもちろん、地震や大雨などの自然災害も頻繁に起こっていますよね。
危機感から「もしもの時」に備えるようになった方も増えているように思います。
ところが夫は、夜間に緊急地震速報が発信されても、「どうせ、たいしたことないよ」と起き上がりもせず、鳴り響くアラートを無視して、高いびきをかくほどに危機感ゼロです。
それだけではありません。
私はもともと最低限の水や保存食、災害用品の用意はしていたのですが、今年の出来事を見てさらに備えることにしました。
自然災害で停電や、ガス、水道が止まった時や、コロナウイルスに感染して自宅療養になった時に備え、カップ麺やレトルト食品、お菓子類の備蓄を増やし、専用の棚にストックしました。
「これで一安心」とほっとしたのもつかの間、ある日の夜、それは起こりました。
夜中にキッチンから「ピピピ」と電子レンジの温め終了の音が聞こえてきたんです。
不思議に思っていると、カップ麺の食欲をそそる、い~い匂いが漂ってくるではありませんか。
「もしや」と思い足音を忍ばせてキッチンへ向かうと、そこには予想通り、非常食用のカップ麺と、レトルトのビーフシチューをほおばる夫の姿がありました。
夕飯をちゃんと食べたのに!
「非常食用の棚を覗いたら、おいしそうなものがたくさんあるから、食べたくなっちゃったんだ、テへへ」
私に気づいた夫は悪びれた様子もなく頭をかきました。
なにやら初めてとは思えない口ぶりでしたので、慌てて非常食用の棚を開けると、お菓子類はすべてなくなっていました。
私が気付かないうちにこうして夜中にこっそり食べていたのでしょう。
このままでは有事に必要な物がなかったり、逃げ遅れたりするかもしれません。
誰か、こんな夫に危機感を与える方法を教えてくれませんか?
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