20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。今回は毎日の愛犬の散歩中に起こった出来事にについてお届けします。
前回の記事:誰かに会う予定がなくても...フルメイク! 50代の私のモーニングルーティン
夏生まれのせいか、冬には弱いけれど夏にはめっぽう強いと自信がありました。
とはいえ最近のこの熱波ともいえる暑さは尋常じゃないですね。
コロナ禍で外出も控え気味にしており、1日中クーラーのかかった部屋であれこれと仕事をする日々です。
悩みの種は運動不足なこと。
なので朝夕の比較的まだ涼しいうちに犬との散歩を楽しみにしています。
わが家の犬はイングリッシュコッカースパニエル。
耳が長く、毛長で、クルクルとウエーブが特徴的なモップのような毛並みです。
鳥猟犬種としての能力があり、中型犬でしっかりとした骨太の体格。
遊ぶことが大好きで元気で体力があります。
公園で一緒にボール投げやかけっこをします。
必要な運動量も多いので朝夕しっかりと散歩をします。
ところが夏になりこの暑さです。
梅雨の湿度の高い気温が気にいらないのか、犬にとってはイヤなのか、散歩に行きたがらない日が増えました。
最低でも30分、理想は1時間ほど散歩を日課にしていますが、10分ほど歩いて排泄済ませるとそそくさと家に帰ろうとするのです。
たまに「今日は過ごしやすいな」という日には長く散歩をしたりする。
飼い主が犬を散歩につれているのか、犬が飼い主を散歩につれているのかよく分からない感じです。
でも、クルクルの長い毛皮を着た犬には日本の夏の気候は散歩に適さないのかもしれません。
なので犬に任せて散歩をしています。
そんなある日の夕方のこと。
今日は近くの公園まで行って帰ってこようと出かけました。
公園に入らないので、さぁ戻ろうとリードを誘導すると、全く別な方向に引っ張るではありませんか。
されるがままにしていると、なんと別の遠くにある公園へスタスタと向かっています。
「え?今からあの公園まで行くの?遠いよ帰ろう」と言っても止まる気配はありません。
ひたすら前を向いてトコトコではなくグイグイと進んでいます。
珍しく行きたがっているので「付き合うとするか」と散歩コースを延長に。
体力もあるので歩きにスピードがあります。
歩くというより小走りです。
遠くの公園はいつもなら家から25分ほどの場所にありますが、今日は近くの公園を経由したためいつもより遠回りして着きました。
木々に覆われ、芝生広場は新芽でフカフカです。
「ハーハー」と息を弾ませながら急に立ち止まり伏せる犬。
「えっ?歩かないの?」
こんな場所でバテたら大変!と慌てて水を飲ませ、体にも水をかけてクールダウン。
すると再び歩きだしました。
夕方とはいえ犬には灼熱地獄かもと、木陰を選びながらゆっくりと散歩をして公園を出ました。
公園から20m先にはコンビニがあります。
すぐに帰るつもりだったのでお財布は持ってきていません。
「スマホ決済で飲み物を買おうかな」チラッと頭をよぎったのですが、「早く帰って家で何か飲もう。どうせ後20分くらい我慢すればいい!」と大きな国道を渡りました。
が、これから上る長い住宅街の坂道の手前で、急にカラダが宙に浮いたような気分に。
あれ?
なんだかクラクラするし、手足の力が抜ける?
「これはもしや、熱中症かな? わーどうしよう? 気分も悪い」。
倒れるんじゃないかと急に不安になりました。
少し木陰で立ち止まり、深呼吸をして足取りを確認しながら、しっかりと歩くことを意識して、やっとの思いで家まで辿り着き、リビングで倒れこみました。
お茶とガブガブと飲み、何かを食べようとお菓子を食べた記憶があります。
1時間ほどへたりこんでいました。
犬とは3回目の夏を過ごしていますが、散歩中に一度もこのようになったことはありません。
私の体力低下をしているのか日本が異常なのか。
朝夕とはいえ熱中症対策は必要ですね。
〇帽子をかぶる
〇犬だけでなく飼い主も飲み物を持つ
〇スマホ・小銭は携帯する
〇長い散歩は休憩を入れる
などなど、これから気をつけていきたいと思いました。
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