認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の二人を在宅介護するバニラファッジさん。今回は、おばさんのちょっとホロっと来るお話。未婚で子どものいないおばさんは、遺産をファッジさんたちに託すことを考えて「遺言書」を作りたい、と申し出てくれたのですが...⁉
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未婚のおばさんに子どもはいません。
おばさんは4人兄弟で、亡くなった時の法定相続人はその兄弟になります。
おばさんは一緒に暮らしてきた甥っ子をはじめ、自分の主介護者である甥っ子の嫁(私)や、生まれた時から孫のように可愛がってきた甥っ子の3人の子どもたちに自分が親から引き継いだ土地や財産を残したいと言ってくれました。
こうして私は、おばさんの遺言書作りを手伝うことになりましたが「弁護士」とか「遺言」とか馴染みのない言葉が並び、引き受けたものの不安しかありませんでした。
そのうえ、私は日々の小さい仕事を優先してしまい、おばさんに頼まれた遺言書作りという大仕事になかなか着手できず、モタついていました。
それを案じたおばさんは...
毎日のように打診され、おばさんからの圧も増してきました。
それでものらりくらりしていたら、おばさんが肺炎を患って入院になってしまいました。
高熱で意識朦朧の中でも、おばさんは遺言書のことを気にしていました。
1ヶ月の入院の後、おばさんが無事退院できた時は本当にほっとしました。
さすがにそれからは、おばさんの遺言書作りに拍車がかかりました。(つづく)
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