「あそこの家がなくなってるなぁ」他人の不幸を話す時、ほのかに「喜び」が混じる80歳の父に幻滅...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:50
プロフィール:両親とはすぐ近くに住んでいる自営業の独身女性。

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同じ敷地内に住んでいる80歳の父の事です。

父は去年、運転免許の返納をしており、それ以降は私が仕事で出掛ける時、ほとんど隣に乗っています。

父は用がなくてもぶらぶらとドライブするのが好きだったし、ボケ防止にも良いのではないかと思うので、私も出掛ける時には父に声を掛けるのが習慣になりました。

無口な父とおしゃべりな私とで、会話が弾むのは家族の話か仕事の話になりますが、それも毎日のように一緒にいると話題もなくなってきます。

さらに悪いことに、この頃の父はマイナスな事ばかりを話すので、気分が暗くなりがちです。

「他人の不幸は蜜の味」という言葉を聞きますが、父がまさにそれなのです。

例えば、どこの誰が仕事をなくしたとか病気で動けなくなったとか...。

ある時、ご近所さんの分家の建物が無くなっていると言い始めました。

そんな訳ないだろうと反論しても無くなっていると言い張ります。

「無かったよ。あぁ~いつの間にか無くなっちゃったんだなぁ」

そういう父の口調に喜びが感じられて、何だか気分が悪くなりました。

次に通りかかったときに気にして見たら案の定、父の見間違いでした。

「あったよ」と指さしながら間違いを指摘すると、父は素知らぬ顔で黙ったままです。

見間違いは誰にでもある事だし、何か反応してくれればいいのに、黙られたのでは会話も続かず空気も悪くなるだけでした。

私も人の悪口を言うことはありますが、父の場合は「悪口ばかり」。

人を褒めたり、聞いてうれしくなるような「プラスの話題」は全く出てきません。

なにより、口調が「気の毒に思っている」感じではなく、どう聞いても「勝ち誇った」ように話すのです。

最初のうちはまともに受けて会話を成立させようと努力もしましたが、この頃では返す言葉が見つからなくなってきました。

年齢のせいか同じ話が何度か出てくるので余計にです。

さすがにストレスが溜まってきてつい母に愚痴をこぼしたら、母が言うには父は昔から人を引きずり下ろす様な事を好んで言っていたと聞かされました。

私にはそんな話をしなかったので、今まで気づきませんでしたがガッカリです。

更に母に、年を取ってすっかり後ろ向きな性格になった父は、そんな話ばかりしてしまうのだろうと言われました。

元々そんな性格だったのなら仕方ないし、他人に言ってまわる訳でもないので聞き流すしかないのでしょう。

でも、こうして毎日のように一緒にいる時間が長いと気になってしまいます。

「そんな話はいいよ。もうやめようよ」

父にそう言いたくてモヤモヤしています。

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コメント一覧

受け取り手の問題もあると思うけど、マイナス発言は嫌ですね。 家があったなかったの件の様なものはお父さんの記憶の心配をされないのですか?いつもと違う様子がたまに見受けられたりしませんか?ついでではなくじっくり一緒に時間を過ごされてみてはいかがですか。

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