<この体験記を書いた人>
ペンネーム:海ぶどう
性別:女
年齢:45
プロフィール:既婚・子供なしのパートタイムで働く40代です。
夫(44歳)と結婚してから、7年が経ちます。
私は、結婚を機に実家を離れ、都心から二時間半くらいの夫が住む地域へ越してきました。
夫の実母、私にとってのお義母さんは今年で70歳。
私たち夫婦の住まいより、さらに車を一時間ほど走らせた場所で、お義母さんは一人暮らしをしています。
とても優しく穏やかな性格のお義母さん。
散歩と庭仕事が趣味で、足腰は丈夫とのこと。
とはいえ、高齢のため一人暮らしは不便だろうと心配しています。
そして、心配なことがもう一つ。
それは、夫がお義母さんと連絡を取りたがらないこと。
お義母さんの顔を見に行こうと夫を誘うも、全く乗ってきません。
お元気かどうか声を確認しようと、たまにかける電話にも夫は出たがらないのです。
夫婦で義実家に伺っても、お義母さんと私が居間で話している間、夫はずっと探し物をしている(ふり?)をしていて、なかなか戻ってきません。
「どうしてお義母さんと連絡を取りたがらないんだろう...」
どうしても気になり、一度夫に尋ねたことがあります。
でも、夫は言葉を濁し話をそらすばかりです。
現時点でも、夫とお義母さんの間に何があったのかはわかっていません。
私が勘ぐっているだけで、何もないのかもしれません。
もし、思い当たる節があるとしたら...。
私たち夫婦に子供がいないこと。
もしかすると、それが原因なのかもしれません。
自分で言うのも何ですが、夫婦仲は良く、毎日楽しく暮らしています。
ただ「夫婦には子供がいるもの」という考え方が、社会では一般的なのですよね。
お義母さんから、私に直接子供のことを聞かれることはありません。
だからこそ、夫には色々聞いていた時期があるのかも...。
いろいろ勘ぐっては、気持ちが落ち込んでしまうこともありました。
ただ、お盆やお彼岸、お義母さんのお誕生日などは、特別な日だということで、夫も提案をしてくれる時があります。
いつもにも増して、ニコニコと楽しそうにしているお義母さん。
そんな光景を見ると「そんなに心配することもないのかも」と思うのですが...。
きっと、お義母さんももっと息子である夫の声を聞きたいんだと思います。
せめて、電話でのやり取りを増やせたら...と、お義母さんとの電話の途中で夫に受話器を渡そうとするのですが、またジェスチャーで「手をバツ」にしています。
うーん、悩ましい...。
新型コロナウイルスの影響から、ますます足が遠のいている今。
お義母さんと夫の関係、やっぱり心配になってしまいます。
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