冷房の節約に、食用にスポンジに...一石何鳥⁉ 我が家のグリーンカーテン、夏の「ヘチマ」活用術

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:梅の実
性別:女
年齢:48
プロフィール:夫と二人で賃貸一軒家に住んでいます。狭いながらも庭があるので、仕事の合間にせっせと土いじりを楽しんでいます。

冷房の節約に、食用にスポンジに...一石何鳥⁉ 我が家のグリーンカーテン、夏の「ヘチマ」活用術 30.jpg

我が家では5月は、今夏の日差しよけに、グリーンカーテン用の植物を育て始める季節です。

見て楽しめるものなら、朝顔、フウセンカヅラ、オキナワスズメウリなど、可愛い花を咲かせる植物がいいですね。

そして食べられる実も収穫できるものなら、ゴーヤ、ミニカボチャ、パッションフルーツなどいろいろありますが、私がオススメするのはヘチマです!

ただ、ヘチマは葉も実も大きめで茎も太めなため、ベランダで育てる場合、広さによっては圧迫感があるかもしれないため、その点はご注意を。

沖縄ではゴーヤとともに夏野菜の定番であるヘチマは、実が食べらえれることはもちろんのこと、タワシが作れたり栄養たっぷりのヘチマ水が採れたりといろいろ使える優れもの。

とっても得した気分になれるんです。

まずはヘチマを植える時期ですが、私が住む関東の場合5月半ば頃に苗を定植します。

鉢植えの場合、深型のものを選びます。

ツルがかなり伸びる分、しっかり根がはれるよう鉢も深い方がいいのです。

這わせるネットはホームセンターなどで売っている緑色のもので大丈夫ですが、1年草ですし、見た目をちょっと気にしたい私は、麻でできたネットを使っています。

あとは実の重さも考慮して、支柱2本とそれを上部でとめる1本で門みたいに固定したほうがよいと思います。

最初の楽しみは「目で楽しむ」。

定植したヘチマが育つと、7月には黄色の大きな花を咲かせます。

大きなしっかりした緑色の葉と黄色の花は、夏らしくて見ていて気持ちがよいです。

大きく育てるには、苗の体力を温存させるために収穫しづらい位置にある花は摘み取っておくといいです。

お次は「食べて楽しむ」。

結実したら10日位で、食用にするものを収穫します。

私は味噌炒めにして食べることが多いのですが、柔らかくとろっとした食感がナスに似ています。

そして「タワシを作って活用する」。

実の表面を押したときに硬くなっていたら収穫します。

収穫した実をそのまま放置して、乾燥させてから皮を剥くのが楽ですが、少々時間がかかりますので、煮る方法もオススメです。

手順は以下の通り。

1、タワシ、またはスポンジとして使いたい大きさ(幅)に輪切りする

2、鍋に水と一緒に入れて煮る

3、沸騰したら数分後に火を止めてそのまま冷めるまで放置

4、冷めたら皮をむき、中の種をとって乾かす

体をこするボディスポンジとして使ってもいいですし、台所周りやお風呂掃除にも使えます。

使い終わったらそのまま土に埋めてもいいし、燃えるゴミとしても出せます。

そしていよいよ最後は「ヘチマ水を採る」。

9月に入ってから、収穫を終えた茎からいただきます。

1、収穫を終えた茎を、地面から40~50cmくらいのところで斜めにカットする

2、ペットボトルなどの容器にその切った茎の先を入れ、埃などが入らないようアルミホイルやラップなどで塞ぎ、ヘチマ水が溜まるのを待つ

採れたヘチマ水は、ふきんやコーヒーフィルターでろ過したあと、1分くらい煮沸して、冷ましたものを使います。

顔や体に塗るものなので、念のためパッチテストをされることをオススメします。

お肌にあえば、しっとりツルツルです。

当たり前ですが保存料などは入っていないため、冷蔵庫保管で1週間以内に使い切ってくださいね。

日差しを和らげてエアコン代が節約できるグリーンカーテン。

ヘチマだったらさらには食べられて、たわしも作れて、ヘチマ水まで採れてしまう素晴らしいものなんです!

おすすめです!

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