それなら「親の敷いたレール」に乗ってもらうよ! 高校に行かず「楽な方」ばかり選ぶ次男に複雑な思い...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:くらげ
性別:女
年齢:46
プロフィール:夫と子ども2人と暮らしています。最近、若い頃の職場に復帰し、フードコーディネーターとして働いています。

それなら「親の敷いたレール」に乗ってもらうよ! 高校に行かず「楽な方」ばかり選ぶ次男に複雑な思い... 30.jpg

我が家はカメラマンの夫(50歳)、大学生の長男(19歳)、高校生の次男(16歳)の4人家族です。

長男は何事にも積極的で、明確な目標に向かって突き進むタイプ。

一方、次男は自分の明確な意思がなく、周囲に流されるタイプです。

次男は高校1年生の夏休み、サッカー部の合宿中に右膝の皿を骨折、全治3カ月の怪我をしてしまいました。

松葉杖で登校できるようになったのは、2学期の3分の1が過ぎたころ。

いざ、登校してみると授業が進んでいて、勉強についていけなくなり、学校を休みがちになっていきました。

学校側も何とか進級をさせてくれようと、何度かチャンスを与えてくれましたが、自分に甘い性格が災いし、与えてもらったチャンスをことごとく棒に振った結果、単位が足らず留年。

夫も私も何度も次男と話し合おうとしましたが、肝心な話しになると次男がはっきりしないんです。

「わからない。今、考えてるから待って」

そう言って部屋に引きこもってしまい、話し合いにもなりません。

現在、学校に在籍したまま、夫も私も担任の先生も、学校を続けるように説得をしていますが、本人は学校に戻る気がないようです。

少し前まで後輩だった子たちと友達になんかなれないと言うのです。

それならと、通信制のフリースクールを勧めても、自主的に勉強なんか続かないからお金の無駄だし嫌だ! の一点張りです。

夫と長男は、毎日ダラダラと家でゲーム三昧の次男に対し、日ごとにイライラが募っていき、家庭内の雰囲気はピリピリしてきました。

私は業を煮やして「自分で考えても答えが出ないのなら、親の敷いたレールに乗ってもらう」と伝えました。

「色々考えたけど、今はやりたい事が見つからないから、高校は辞めてしばらくバイトをしながら考えたい」

慌てたように、次男はそう言ってきます。

しかし、バイトをしながら高校認定取得に向けて通信で勉強することを勧めると、黙り込んでしまいました。

次男が黙り込んでしまう時は、困っているだけで何も考えてはいないのです。

末っ子ということで、甘やかし過ぎたのでしょうか?

次男ぐらいの年齢の子達だと、まだ将来の目標を持っていない子、仕方なく学校に通っている子はたくさんいると思います。

それでも大半の子は、自分の将来の選択肢のために我慢して、高校を卒業しようと学校に行っているのに、なぜ次男はそれすらも分からず、楽な方ばかりを選ぶのか......。

このままでは、次男がいつまでも親の私達に頼ってばかりで、自立できない大人になってしまう気がして不安です。

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