久しぶりの電話に、一言目から「何? なんか用?」24歳の長男の「超塩対応」が寂しい...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:みぃや
性別:女
年齢:47
プロフィール:23歳で結婚し4人の子宝に恵まれるも、10年ほどで離婚。女の子は私、男の子は主人が引き取りました。

久しぶりの電話に、一言目から「何? なんか用?」24歳の長男の「超塩対応」が寂しい... 43.jpg

私の長男は今年で24歳、私は48歳になります。

同じ干支ですので、二回り離れていて、今年は何だか節目の年になるのではないかと勝手に思っています。

長男は私と同じく札幌市内に住んではいますが、発達障害があり、18歳のころからグループホームで暮らし、働いています。

うちは家庭が複雑で、長男とは5年程離れて暮らしていたことがあり、その後中学2年生の夏に、再度私が引き取りました。

長男はゲームが好きなのですが、戻ってきてからは、ゲーム機やパソコンで毎日ゲームばかりしていました。

今考えたら甘やかしすぎだったと思います。

ゲームばかりをして、中学校も不登校気味に...。

それでも「お母さんと暮らすからには高校だけでも出てね」と約束し、無理をして私立の通信制高校の、通学も必要になるコースに入学させました。

最初は喜んで通っていた長男でしたが、高校2年の春、売られた喧嘩を買ってしまい、暴力沙汰を起こして、無期停学になってしまいました。

その無期停学を解除する条件として、学校から、それまでの「週に5日通学する」コースから、「週に2日通学する」コースへの変更を要請されました。

すると...停学中から嫌な予感はしていましたが、コースが変わって通学日数が減ったことで、必然的にゲームの時間が長くなり、勉強もしなくなってしまいました。

通信制のコースの通信課題というのがあるのですが、その課題もなかなかやらず...「明日が提出期限」という日に徹夜で課題を手伝ったこともあります。

ただ、救いだったのは「母さん、母さん」と私を何かと頼りにしてくれていたことでした。

でも、そんな長男が仕事を始めてからそろそろ6年目になりますが、態度がすっかり変わってしまいました。

最初のころはグループホームの世話人さんが、あれこれと面倒を見てくれて、いろいろ相談したり、報告したりと『ホウレンソウ』が行き届いていました。

ですが、もう流石に入居当初のような連絡はなくなり、私は「便りがないのはいい知らせ」と思うようにしてきました。

ただ私も一応親ですから、たまには元気な声を聞きたくなります。

そして昨年、長男の誕生日に「誕生日おめでとう」と電話をしたのです。

また、今年のお正月にも「あけましておめでとう」と電話をかけました。

でも...。

両方ともまず一言目が「何?」。

そして続けて「なんか用?」。

「いや、新年の挨拶だけでもしようと思って」

「そう。あけおめ、これでいい?」

...このように、突っかかってくるような話し方をするのです。

滅多にしない電話なのに...。

「いや、近況報告だけでも聞けたらな、と思って」

「新年の挨拶だけでいいんじゃなかったの?」

会話を続けようとしても、さらにキレてきます。

「いや、元気ならいいんだけど、たまには連絡ちょうだいね」

そう言って電話を切るしかありません。

長男も24歳。

年齢的に彼女でもできていたらいいな...とか、温かい話題を求めているのに、長男は超塩対応。

私はぐうの音も出ません。

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