「週に2、3日は必ず行け。可哀そうだ」施設に入る100歳の祖母への面会を母と私に指図する父。でも自分は...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:グレイヘア
性別:女
年齢:51
プロフィール:51歳主婦。近所に実両親が住んでいます。

「週に2、3日は必ず行け。可哀そうだ」施設に入る100歳の祖母への面会を母と私に指図する父。でも自分は... 14.jpg

父方の祖母は100歳です。

現在入っている施設の中でも最年長になります。

長生きしてくれて有難いことなのですが、もちろん孫である私のことも、息子である私の父のことも、誰のことも覚えていません。

ほとんど喋る事もないのですが、私たち家族は定期的に会いに行っています。

しかし父は会いに行かないのです。

そのことで腹が立っています。

祖母は8年前に施設に入りましたが、もっと前から認知症が進んでいました。

祖母は「早く施設に入ったほうが安全」という家族とケアワーカーさんの忠告を無視して、ずっと家で一緒に暮らしていました。

その祖母の介護は、息子である父ではなく、母がしていました。

食事も、トイレの世話も、入浴も...本当に大変です。

歩くのも危なっかしい状態でしたので、目が離せないのです。

当時母もすでに60代後半でしたから、老々介護でした。

私も実家近くに住んでいるので、よく手伝っていました。

ですが父は「アレをしろ、コレをしろ、アレは危ないから気をつけろ」などとうるさく母や私に言うだけで、ほとんど何もしませんでした。

数年間の大変な介護で、ついに母は体調を崩してしまいました。

さらに、祖母に嚥下障害が出てきたことから、自宅での看護がかなり難しい状態となり、やっと施設に預けることになったのです。

施設の方々に良くしてもらい、安全に過ごせるようになって、ようやく安心できるようになりました。

そのような状況で、父は私と母に「週に2、3日は必ず行け、可哀そうだから」と言います。

施設では祭りやレクリエーション、お散歩に連れて行ってもらったりと様々な催しがあり、寂しい思いはしているように見えないのですが、私もたまに家族が面会に言った方が良いとは思います。

しかし私にも生活がありますので、多くて週に1回かな...と思うのです。

ましてや、私と母にはそのように言うくせに、父本人は行かないのです。

「頻繁に行け」と、どの口が言うのか......。

本当に腹が立ちます。

「お父さんも気になってはいるけれど、実の親が昔と違う姿になっていくのが悲しく寂しく、見たくないのでは?」

母がそういうように、確かに、父なりの複雑な思いがあるのかもしれません。

しかし施設では他の入所者の息子さんらしき人がに面会に来ているのを何度も見ていますし、父になぜそれが出来ないのかなぁと不思議に思います。

可哀そうだと気になっているのなら行けばいいのに。

記憶が無くなっているとはいえ、私や母が行くより実の息子に会える方が刺激になり、喜ぶと思うのですが。

父は私や母が面会に行っているので、それで満足なのでしょう。

わがままな父に呆れています。

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