<この体験記を書いた人>
ペンネーム:もも子
性別:52
年齢:女
プロフィール:父が亡くなり一人で暮らしていた76歳の母と、離婚して二人で暮らしていた私と娘が、2年前に同居を始めました。
5年程前まで外で働いていた私は、お客様とのトラブルなどでストレスが溜まり体調を崩してしまったため退職。
現在は在宅で仕事をしています。
母と同居を始めてからは、母は外に働きに出て、私は家で仕事をする...という生活になりました。
母が仕事の日は朝から出掛けるので、朝食の片付けや洗濯は全て私がしています。
私が娘と買い物に出掛けたり用事で外出する時は、母がやってくれます。
このように、どちらか家にいる方ができることをやる、という分担です。
でも、私が気になっているのは母の仕事が休みで、私は仕事をしているという場合のこと。
母は休みの日に家にいることは稀です。
ほぼ毎日、朝食を済ませると友達と喫茶店にモーニングを食べに出掛け、その後はスーパーに買い物に行くなどして昼頃まで帰ってきません。
時にはそのままランチ...ということもあります。
私は朝食を終えて、洗い物と洗濯を済ませてからパソコンに向かい仕事を始めます。
それが毎日のことなのですが、仕事が溜まっている時や忙しい時は朝からバタバタです。
そんな時に洗い物をキッチンに残したまま、洗濯機を回しっ放しにして母が出掛けてしまうと、「たまには片付けてから出掛けて欲しい」と思ってしまうのです。
家計を楽にするために...と高齢なのに働いてくれているのは大変だと思います。
「好きで働いているんだから気にしなくて良い」と言ってくれているけれど、無理をしていないかと心配もします。
だから休みの日ぐらいのんびり好きなことをして欲しいとも思っています。
ただ、私も家にはいるのですが「働いている」のです。
母の中では「家にいるからやってくれる」と単純にそう思われている気がするのが許せません。
つい先日も、月曜日の朝、母のシフト表に「休み」と書いてありました。
私は土日に出掛けていた遅れを取り戻そうと、母に家事をお願いするつもりでした。
「今日仕事が溜まってて忙しいから洗濯物干しておいてくれる?」
「私は出掛けるからやっておいて」
母から帰ってきたのはそんな一言。
やはり母の中で私は「家にいる人」なんです。
私が働いていることは知っていますが、家の中でやっていることだから、時間の都合はつくだろうと思っているようです。
家にいると言ってもズルズルと時間を決めずに動いていては仕事になりません。
何時までに朝食や洗濯を済ませて、何時にお昼を食べてと、私なりに計画を立てて動いています。
ただ、母が家にいる日はテレビを見てお喋りしながら食事をしたり、ちょっとのんびりと洗濯物を干したりすることはあります。
母はそんな私の様子を見ていて、家で自由気ままに過ごしているとでも思っているのかもしれません。
「家にいても私は仕事をしている。遊んでいる訳じゃないから」
これまでに何度か話し、母が休みの日でも少しは家のことを手伝って欲しい。
せめて私の予定を聞くぐらいはして欲しいと伝えました。
その時は母も「分かった」と言うのですが、気を遣ってくれるのもほんの数日。
結局また朝食を食べるとサッサと出掛けてしまいます。
私はイライラしながら片付け物をしてから仕事を始めています。
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