<この体験記を書いた人>
ペンネーム:くまさん
性別:女
年齢:40
プロフィール:7歳の娘と5歳の息子の育児に奮闘している主婦です。
結婚して10年近く、子どもができなかった私。
「子どもはまだ? 仕事が楽しすぎて子どもは欲しくないの?」
などと義母や親せきから言われ、肩身の狭い思いもしましたが、実母だけは何も言わず見守ってくれました。
その後、念願の妊娠!
私は30歳を超え、母も還暦を迎えていました。
母も年をとったし、あまり産後も頼れないと覚悟していましたが、当の母は子どもの出産を楽しみにしてくれていました。
「赤ちゃん育児は、もう忘れちゃった」
そんなことを言いつつも、お宮参りまでは里帰りをさせてもらえることになり、順調に私の体力も回復。
思い返せば夫婦だけでは新生児の育児は無理だったと思います。
それくらい実家のサポートは強力で、母子ともに元気に帰宅することができました。
母からは「大変な時は、いつでも呼んでね」と心強い言葉。
頼りたいけれど、わが子はどんどん大きくなり、体重も重たくなっていきます。
しかし、成長する孫の姿を想定して、母はなんとジムに通い体力作りをはじめたのです!
もともとフットワークの軽い母でしたが、運動をしているという話はあまり聞いたことがありません。
それも、高齢者向けのヨガや体操ではなく、トレーナーにメニューを作ってもらい、マシンを使ってトレーニングをしているとのこと。
これには正直、驚かされました。
このジム通いが母には合っていたようで、筋肉量を増やしたい! と、せっせとジムへ通い、以前より若々しくなったような気がします。
その後、私は2人目を妊娠。
つわりがひどく、私は娘を連れて実家で静養しました。
しかし母が、出産後の入院中も、しっかり体力作りをしてくれていたおかげで、なんの不安もなく娘を預けることができました。
5歳の息子は、成長がのんびり。
その為、通院やリハビリで忙しい日々です。
正直、一筋縄ではいかない息子の育児に、悩みを抱えることも多々あります。
そんな時も、母は出動してくれて明るくわが子に接してくれます。
息子にどう接していいのかわからないのも理解できますが、あんなに「子どもはまだ?」と言っていた義母や、親せきたちは見て見ぬふり。
息子のことは「大変ね」とは言ってくれますが、これといったサポートはしてくれません。
一方母は「この子(息子)は、みんなで愛情たっぷりに育てよう!」と積極的に関り、勉強をしてくれています。
本当に、明るくパワフルな母に頭があがりません。
この強さは、どう培ってきたのでしょうか。
母からは、学ぶことがいっぱいです。
一緒に暮らしているときは、気づかなかったけれど、母の娘として育った私は幸せです。
この姿勢をしっかり私が受け継ぎ、子ども達にも伝えていきたいです。
照れくさくて面と向かっては言えていないのですが、ジム通いも頑張ってもらって、まだまだ元気でいて欲しいです。
そして、もう少し、頼らせてください。
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