<この体験記を書いた人>
ペンネーム:プンスコ
性別:女
年齢:52
プロフィール:30歳になる娘と私は、父が亡くなり一人で暮らしていた75歳の母と同居を開始。母は昔からかなりの倹約家です。
母と同居を始めて2年。
母と私たちの感覚の違いを感じる日々が続いています。
特に「節約」に関しては母に合わせることができず困っています。
もともと母が倹約家だということは知っていました。
同居を始めたらそれが一番大変だということも覚悟していたのです。
でも私の想像を超えていました。
ラップやアルミホイルの使いまわし、賞味期限切れの食品を使うなどは普通にあるため、常日頃からチェックして見付けたら黙ってポイっとすることにしています。
それについては母自身気付いていないようなので助かっています。
一番困っているのは「母がよその家の影響を受けやすい」こと。
特に向かいの家のお嫁さんがとても倹約家で、悪く言えば「ケチケチな生活」をしており、それを見習おうと言うのです。
「向かいのお嫁さんは激安スーパーでまとめ買いして上手に節約している」
「掛け持ちで休む間もなく働いている」
普段から聞かされ耳が痛いのですが、それだけでなくやっている節約術を我が家でも実践しようとするのです。
寒い季節になり灯油を買って来てヒーターを点けようとすると「向かいのお嫁さんは何枚も着込んで我慢している」と言って使わせてくれません。
あまりに寒いので勝手に使うようになったのですが、今度は「10時半には布団に入るって。それも暖房の節約のためらしい」と言ってきました。
私は夜ぐらいゆっくり自分の時間を過ごしたいと伝えましたが、翌朝必ず「昨夜は何時に寝たの?」と聞いてきます。
それだけでなく、毎月の光熱費をチェックし、金額が上がっていると「私が夜更かしをしたからだ」と決めつけてくるのがとても嫌です。
夏にも「向かいのお嫁さんはまだ扇風機で頑張っているらしい」と言ってエアコンをつけさせてくれなかったり......。
でも私は暑いとか寒いとかは感じ方も人それぞれだし、よその家に合わせる必要はないと思うのです。
一番困ったのは、我が家の洗濯機と冷蔵庫の買い替えについて。
私が持っていた物の方が新しかったのですが、何故か引っ越して来た時に「うちのを使うから処分すれば良い」と言われ処分しました。
案の定、今になって母が持っていた洗濯機は脱水がしっかりできなくなり、冷蔵庫も冷えが悪くなってきました。
それを買い替えることさえ向かいの家と比べるのです。
「向かいの家の冷蔵庫は夜中に大きな音がするらしいよ。それでも買い替えとなると結構高額だから我慢して使っているらしい」
「中身を詰めすぎると良くないから少なめに入れるように気を付けているらしいよ」
と言って、買い替えに納得しません。
冷蔵庫などは新しい方がエコだと話しても、「買うのは高額なのだから、向かいの家のように我慢すれば良い」と言って譲らないのです。
そんなことさえ向かいの家に合わせて「うちも」と言われると......
「いい加減にして!」
そう怒りたくなります。
よそはよそ、うちはうちですよね⁉
■おすすめの体験記
「あんたはいいわよね」がんと闘病する父に付き添う私に、母が言い放ったひと言
「嫁の産んだ子はかわいくない」「かわいくないほうの孫」毒舌の母に困っています
朝から晩まで、他人の噂や病気の話を喋りまくる母。いい加減、ウンザリです......
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。