こんにちは山田あしゅらです。
『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。
前回の記事:義両親が同時に不在なんて何年ぶり!? 解放感に思わずガッツポーズ
義父がデイサービスの『お試し』へ行っている間
気分はまるで息子たちの幼稚園登園初日のごとく。
にわかに生じた『フリータイム』も、始終頭に浮かぶのは義父のことばかりです。
これまで再三、利用をすすめてきたにも関わらず
デイサービスを頑として拒否していた義父。
義父にとってデイサービスは『お仕着せの工作やゲームをさせられるところ』というイメージが強かったのが拒否の理由のひとつでした。
一方、介護者の私。
『義父が外出する』というのがこれほどまでにうれしいことなのか。
『お試し』出発時に感じた解放感は自分でも驚くほど鮮烈なものでした。
毎日家にいるのがあたりまえ。
それが慣れになり、諦めとなっていたのです。
ただ義父が自分で動けるうちはそれでも良かったのですが、転倒が日ごとに増え、動かなくなってきた義父を見守る負担が次第にとても大くなっていたのも確かです。
大体どこの通所施設を見に行っても、男性より女性の方が多い傾向があるように感じます。
女性の方が長生きということもありましょうが、男と女の性格の違いも理由のひとつではないでしょうか。
デイサービスは通う利用者の安全や機能向上維持を目的としてはいますが、見守る家族のレスパイトという役割もかなり大きな比重を占めます。
一筋縄にはいかない義父の『通所ミッション』。
しかし今回『お試し』に義父が自分から「行ってみよう」と言い出したのは大きな一歩です。
私もここは何としてでも利用につなげてもらいたい・・・。
期待は大きく膨らみます。
『お試し』の時間はあっという間に終わり、今度は義母より先に義父が家へ帰ってきました。
そして落ち着いたところを見計らって
恐る恐る『お試し』の感想を聞いてみました。
すると
とは言いつつも
と、まずまずの感想ではありませんか。
・・・
苦節3年。
やっとのことで義父のデイサービス開始にこぎ着けそうです。
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