こんにちは山田あしゅらです。
『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。
前回の記事:新たなデイサービスの見学へ!工夫を凝らしたリハビリに、頑固な義父の心は開く...のか!?
お試し利用の日にちが決まり、事前に『デイサービスつるさん』管理者のカワイさんが我が家まで利用についての説明と確認に来てくれました。
持ち物には全部記名すること。
お金、貴重品等は持参しないこと...など。
準備すること、注意することは義母の『デイサービスかめさん』とほぼ変わりないようです。
その他、処方薬や入れ歯の有無などの確認もありました。
義父が頑なにデイサービスの利用を拒んでいた理由は、1日利用(朝から昼食をはさみ夕方まで)であることとお風呂(入浴サービス)があることです。
最初に紹介されたデイケアと違いデイサービスつるさんは1日利用で入浴サービスもあります。
案の定、入浴サービスは
本人の一言で利用拒否。
1日利用については、特に拒否する様子はありませんでしたが、先日の見学の時から再三説明しているものの1日利用するということをどこまで分かっているかは不明です。
それに関してはとりあえず『お試し』で様子をみることにしました。
しっかりしている部分と危なっかしい部分。
両方が混在している義父のようなタイプは新しいことを始めようとすると色々大変です。
事前面談を終え、今度は準備です。
着るものにも何かとこだわりがある義父のこと。
本人をその気にさせるためお試し当日に着ていく衣類一式も新調することにしました。
ところが
記名するため取り置いてあった新調ズボンを1日前から履いてしまった義父。
日にちを間違えたのか緊張のあまり先走っちゃったのかは分かりませんが
「前日に穿いちゃったら当日は別のを穿くしかないじゃん。新品準備意味ないよ~」
と、思っていたら『お試し』の朝、前日穿いたそのズボンを再び着用しているではないですか。
義父の着替えは夜入浴時、こちらで準備して置いておくのですが、どうやら義父が自分で洗濯に出したズボンとこっそりすり替えたようです。
下着は新しいものに替えてありましたが、2日目のズボンからはかすかに怪しいかほりが・・・。
穿き替えるよう何度も説得したのですが聞く義父ではありません。
それに前夜準備した衣類には全部名前を書いておいたのですが、前日から穿いているこのズボンには書いていないのです。
結局、穿いたままの恰好でズボンのウラに名前を書くハメになりました。
おそらく私が思っている以上に気合が入っていた義父。
これらの空回りも当時の私には義父が何をしたいのか分からずイライラするばかりでした。
と、怒り半分諦め半分です。
さて、いよいよお試し当日です。
いつもの通院日と同様に早めの起床早めのご飯の義父は
かなり緊張の面持ちです。
『お試し』の日は義母もデイサービス『かめさん』の利用日でもありました。
おぉっ?お迎えのチャイムが・・・。
玄関を開けると
何とお二人同時のお迎え。
義母を送り出し
義父を送り出すと
ほぼ1日義父母二人が不在なんて何年ぶりのことでしょう?
予想以上の解放感に思わずガッツポーズです。
とは言え
トントントンと決まった話ゆえ、特にナニをするっちゅうワケでもないんですけどね。
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