こんにちは山田あしゅらです。 『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。
前回の記事:リハビリ「やる気ゼロ」の義父にさく裂した、ケアマネさんの「会心の一撃」
ケアマネおーさんの説得で、通所のリハビリ(デイケア)へ行く気になった義父。
今まで通所施設の利用を頑なに拒み続けていたことを思うと、 この心境の変化は私たちにとってはまさに『渡りに船』でした。
そこで早速、訪問リハビリの事業所に併設されているデイケアへおーさんが問い合わせをしてくれたのですが...。
デイケアはリハビリを主体とした施設なので、一般的なデイサービスと目的やスタッフの構成などが異なるのです。
介護スタッフがいないため利用中もし義父が失禁してしまった場合、対処に手が回らず他の利用者の面前で自尊心を傷つけることにもなりかねないのでは、というのが難色を示された理由のようでした。
病気や加齢などの影響で排泄が思うようにいかなくなることは仕方のないことです。
しかし家庭の中とは違い、様々な人が集まる施設では色々難しい問題もあるのでしょう。
かつて義母に対してもリハビリパンツをはかせることを嫌がっていた義父です。
ましてやプライドの高い彼にこれを受け入れてもらうのは、通所を納得させるより100倍難しい。
おーさんの説明によると、デイケアは半日コースと1日コースの2通りがあって、半日コースは食事が出ないので3時間程度で終わります。
療法士が行うリハビリが主体で、介護要員がいない上に利用している人もそれなりにしっかりしている人ばかりだそうで、トイレの失敗がある人は少ないとのこと。
一方、1日コースは食事つきで時間も義母のデイサービスと同じくらい。
朝から夕方までの利用でこちらは介護職員も配置されているようです。
私としては長時間預かってもらえるに越したことはないのですが
いかんせん利用時間が短く、 風呂に入らなくてもいいというのが義父の条件なのですから
こう言って拒否されるのは関の山。
無理強いしても続かなければ意味がありません。
話は後日行われる担当者会議に持ち越されました。
出席者はケアマネおーさんと包括支援センターのケアマネージャー、訪問リハビリのヤマモトさん
そして義父と私の5人です。
本来要支援1の義父は包括のケアマネージャーが担当することになるのですが、要介護の義母を担当してくれているおーさんに義父のマネジメントも『委託』の形でお願いすることにしました。
包括のケアマネージャーは今回のみの出席です。
会議が行われるのは我が家の居間。
義父は最初、デイケアへ通うことについてそれほど消極的ではない様子でしたが
訪問リハビリのヤマモトさんから
という意見が出ると急激に行く気は失せて
話は振り出しに戻ってしまいました。
結局ケアプランの変更は特になく、これまでどおり訪問リハビリのみの利用となり、この日の担当者会議はお開きとなりました。
期待していた義父の通所利用は今回もダメだったか...と、かなりガッカリ。
ところが
ここからおーさんが大きく動いてくれることとなります。
つづく
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