十数年同居している義母。70歳になり「能天気な明るさ」が影を潜めてきて...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:きたいしない
性別:女
年齢:45
プロフィール:義母と同居して十数年。子育て・仕事・家事と、あわただしい毎日を送っています。

十数年同居している義母。70歳になり「能天気な明るさ」が影を潜めてきて... 24.jpg

結婚して15年。義母と同居して十数年が経ちます。

義父は20年ほど前に亡くなっているので、私も会ったことはことはありません。

義父が亡くなったときには、子どもたちはすべて成人していたので、義母が進学などの子育てに苦労することはありませんでした。

しかし、子どもたちの中に障がいを持つ娘さん(義姉)がいます。

義姉は一人で生活することはできないため、義母の介護が必要です。

義父が亡くなった当時は義母もまだ40代でしたので、仕事にも出ていました。

進学などの子育ての苦労はなくても、仕事と一生続く介護を抱えた義母は、義父の死からかれこれ15年経ってから、仕事に区切りを付けました。

今は仕事をリタイアしてから数年経ち、70歳です。

仕事の疲れはなくなったものの、日々の生活疲れからか、腰が痛い、膝が痛い、なかなか眠れない、あれやこれや......何をするにも億劫なようです。

さらに、ここのところ体調もよくありません。

もともとふっくら体型でしたので、健康診断では体重管理や糖尿など指摘されるようになってしまったのです。

そうした体の不調からか、最近は気分も沈んでいるように見えます。

もともと義母は、言い方はよくないかもしれませんが「能天気」な性格。

本当に明るくて笑顔を絶やさない人です。

義母がいると周囲がパーっと灯をともしたようになり、それに私たち家族はどれだけ支えられて来たことか......。

しかし以前のような明るさがなくなってきていて、どんよりした顔で横たわっていることが増えました。

家族全員とても心配しています。

そして心配なことはそれだけではありません。

「体調がよくない」と義母が言いはじめてから、なんだか忘れっぽくなっているような気がするのです。

これまでできていたことができないといったことも増えました。

体が動かないからできない、という理由もありますが、その行動自体を忘れているような気がします。

認知症の初期段階なのか、体調が悪いから一次的に症状が出ているだけなのか......。

義姉の介護の負担軽減、普段の生活において頼りにしていた子どもたち(義母にとっては孫)のお世話、義母自身の車の運転など、これからどうしていこうか相談中です。

義母とは嫁と姑、もともとは他人同士です。

「結婚」をきっかけに急に同居生活が始まったのですが、生活のペースやルールの違いから、互いにイライラすることも少なくありませんでした。

ですが、やはり家族なのです。

いつまでも明るく健康でいてほしいと思っています。

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