各地に甚大な被害をもたらした台風19号。そのとき、近くの河川が危険な状態となり、避難所へ避難をする体験をされたブロガーのしまえもんさん。「自身の今後の教訓や、皆さんの参考になれば」との思いを込めたレポートの第2回目をお送りします。
前回の記事:「こんな時、何を持って行ったらいいの?」台風で避難所へ...
マイペースなだんなと高校生の長女、中学生の次女と暮らしているアラフィフしまえもんです。
台風の翌日、避難指示が出たので、思いつくものを荷物にまとめ家を出て、途中でコンビニに寄り飲み物を買ってから避難所へ。
避難先は大学の体育館で、対応してくれたスタッフは大学生。
先に来ていた人は壁にシートを敷いて座っていましたが、敷くものもかけるものも何も持ってきてない...(シートは市の方で用意してくれたものらしく、行った時はなかったのですが、そのうちどこからかシートや布団や毛布などを出してきてくれました)。
急なことであちこちからかき集めて出している感じを受けました。
幸い先に来ていた長女の友人家族が拠点としていたシートに招いてくれて、そのシートの半分使わせていただくことに。
でもシートに薄い布団を敷いただけでは冷える。
友人は布団や毛布を持ってきていました。
体育館は高い天井なので、家にいる時よりも寒さを感じたし、囲うものもない。
カイロとか上着、毛布なのど防寒できるものを持って来ればよかった...もっと寒い時期だったらと思うとゾッとしました。
だんなの「すぐ帰るからいい」という言葉を真に受けて、ほとんど着の身着のまま状態で来てしまったが、この状態が続くことになったら...と冷えた足をさすりながら耐えられるのか心配になりました。
スマホに関しては、体育館の中央に充電できるスペースが設けてありました。
やることがないので、スマホを見ている人は多かったです。
なかなか情報が入ってこなかったためスマホを見っぱなしにしていたので、すぐに充電できたのはよかった。
避難で家を出る時には充電器は必須だなと思いました。
避難所では、体の不自由なお年寄りがいる家族にはもう少しトイレに近い部屋を、猫や犬などペット連れの方にも別室をなどに案内してくれていました。
今回はまだ浸水したわけでないので猫たちは家に置いてきたけど、浸水したら連れてこないといけない。
その場合にトイレや食事などがいる。
そのとき、猫たちにはペットキャリーなどに入っていてもらわないといけないため「ストレスだろうな」と漠然と想像しました。
そして、いつ帰れるのか不安な思いをしながらただ座って待つのは、時間の流れが遅く感じられ、この場にいるだけで疲れが溜まるようでした。
横になりたくても人目があるし、硬い床で横になりづらい。
iPadで川のライブ配信を見ていただんなが「水位が下がってきたのでそろそろ帰ろう」と言ってきたので、心配がないわけではないけれど正直ホッとしてしまいました。
数時間ほどで家に帰り、確認すると、幸い断水も停電もなかったのでそのまま普段通りの生活へ。
大変な思いをされている方も多い中で本当にありがたいと思いました。
崩れた堤防は修復作業をしてますが、雨が降るとまた増水して今度こそ堤防が決壊するかもしれない...。
しばらくは雨が降るたびに水位はどうかチェックするほど怖かったです。
段々と避難指示が解除され、我が家のある地区は2週間後にようやく避難指示が解けました。
地球温暖化の影響(?)で、今回のような台風が「珍しくなくなる」という話もあります。
避難する時に何が必要なのかわかった気がするので、こんなことはない方がいいですが、何かあった時に活かせるようにしたいと思いました。
避難している時に、友人からブレーカーを落としてから避難したと聞き、それもやらないで出かけていたことも改めて反省しました。
【次のエピソード】なぜ?うちの1匹の猫だけごはんを食べてくれない...その意外な理由とは/しまえもん
【最初から読む】甘え上手下手も愛おしい!我が家の癒し担当2匹/しまえもん
【まとめ読み】夫、娘、ねことのエピソード満載!しまえもんさんの記事一覧
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。