各地に甚大な被害をもたらした台風19号。今なお復旧に努めていらっしゃる方も多いと思います。今回は「まさかうちは大丈夫でしょ」と思いながら、河川が危険な状態となり、避難所へ避難をする体験をされたブロガーのしまえもんさんに、「自身の今後の教訓や、皆さんの参考になれば」との思いを込めたレポートを、2度にわたって配信させていただきます。
前回の記事:助かるけれど、ちょっぴりストレス...敷地内同居している義母の手料理
マイペースなだんなと高校生の長女、中学生の次女と暮らしているアラフィフしまえもんです。
10月の台風は今までで最大級の台風ということで風を心配していました。
我が家は近くに大きな川が流れているのですが、割と上流にあることもあり、嫁いでから20年ほどになりますが決壊したことはないし、それについてはあまり心配していませんでした。
台風が上陸した夜はあまりに風と雨が強くて、家が揺れ、心配で眠れません。
川もかなり水位が上がり心配でしたが、夜中になってようやく風も雨も弱まったので、大丈夫かなと思って眠ってしまいました。
翌日朝7時頃、ヘリコプターの音で目が覚めました。
川の取材でもしてるのかなと呑気に考えていたのですが、念のため、今の水位を確認しようとライブ映像を流しているケーブルテレビを見てびっくり。
家から1キロもない堤防が崩落し、川にかかっていた鉄橋の一部が川に落ちていました。
普段出かけたことのある場所です。
もう少し増水すればいつ決壊してもおかしくないほど崩れていました。
そして、家の周りで「避難をしてください!」と呼びかけているのです。
若干パニクりながら、急いで着替え、避難することに。
「こんな時何を持って行ったらいいの?」
「水位も下がってるし、そんなに長くいることはないから何にもいらないんじゃない?」とだんなは呑気なもの。こんな経験はないので、私もよくわからない。
「とりあえず食べ物!」と家にあるお菓子や食パンをクーラーボックスに。飲み物も探しましたが、持っていけるようなものがない。
「それは途中のコンビニ買おう!」
避難所では待っているしかないだろうからとパソコンやスマホの充電器、本や漫画本などを急いでバッグに詰め込みました。
あとは大事な通帳、それくらいしか思いつかない。
だんな実家に避難するかどうするかを聞くと、だんな母も父も「足も悪いので家に残る。いざとなったら2階もあるから行かない」と言うので家族4人で出発しました。
家の近くで行くように指示していた避難場所は距離は近かったのですが、避難した友人から「人も車もいっぱい」という情報をもらっていたので、結局別の避難所へ行くことにしました。
こういう時、細かな情報をもらえるとありがたいなと思いました。
というのも、市の呼びかけでは、友人が「いっぱいになっている」と言っていた避難所しか伝わってこなかったのです。
とりあえず急いで避難所に向かいました。
続く
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