5月末、愛猫ぺーやんを亡くし、現在はスミちゃんとの生活になりました、フニャコです。
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ぺーやんを看取った後、呆然としたままぺーやんを撫でていました。何も考えたくなかったけれど、このまま何もしないわけにはいきません。
私はペットが亡くなった時、「肉体が無いだけできっと側に居てくれる。」と、考えています。だから形に拘っておらず、ペット葬は考えていなかったため、市役所へ電話して遺体をどうすれば良いか聞いてみました。
返事はクリーンセンターへ連絡して持ち込んでくださいとのことでした。
...クリーンセンター?
仰々しいことはしなくても、ペットの遺体として焼却されるのかと思っていましたが、持ち込むとゴミと同じように扱われるようでした。(自治体によって違うと思います)
嫌だ!絶対に嫌だ!ぺーやんはゴミじゃない。
きちんと送り出してあげたい。選択肢はペット葬しかありません。急いでペット葬を調べて何件か電話をし、感じが良かった葬儀会社に決めて予約をしました。
夫は仕事、娘は学校だったので、私1人で葬儀場へ向かいました。
車が嫌いだったぺーやん。車中では生前と同じようにずっと話しかけ、時折撫でていました。
到着すると、電話の応対通り、同じ方かは分かりませんがとても感じの良い方が出迎えてくれました。
一通り説明を聞いた後、持ち込んだ段ボール箱のままではなく、籠か棺を購入することになり、ぺーやんだったら絶対籠の方が好きだろうとそちらを選びました。
籠に移し替える時も、「私が移しましょうか?ご自分で移されますか?」と、常にこちらのことを気遣ってくれました。
自分で籠へ移したけれど、ぺーやんの抱き方を忘れたかのように、重く感じました。
準備が整い、隣の火葬場へ向かいました。簡単な葬儀が終わり、5分ほどぺーやんとの2人だけのお別れの時間がありました。
たくさん話しかけ、撫でながら、「まだ火葬したくない」と思いました。
ただ眠っているだけに見えました。毛の柔らかさも、撫で心地も今までのぺーやんです。でも、そんな訳にはいかず、キリがないのでお別れを済ませました。
扉の向こうへ入る時の、最後のお別れがなんとも言えずつらかったです。
火葬が終わるまで控え室でぼんやり待ち、1時間半くらい経った頃、呼ばれて姿が変わってしまったぺーやんと対面しました。
ぺーやんの骨は真っ白で綺麗でした。
患部が黒っぽくなるそうですが、ほとんどわからないほどでした。ただ、便が少しあったそうです。亡くなる直前も、出せなくてもトイレへ行こうとしていたぺーやん。その苦しみを思うと胸が締め付けられるようでした。
最初から最後まで、葬儀場の方はぺーやんと私に対して丁寧に、そして温かく寄り添ってくれました。ペット葬も会社により差はあるかもしれませんが、きちんとしたお別れをすることが出来て、気持ちの上でも、とても良かったと思います。
小さくなってしまったぺーやん。しばらくは今までのように抱っこして撫でて、話しかけて...。
出かける時も帰った時も、挨拶は欠かせませんでした。
亡くなって数ヶ月経った今も、その時のことは鮮明に思い出されて当時と全く同じ気持ちになります。
悲しみが癒えたということでは無いけれど、少しずつ少しずつ、悲しい思い出を思い出すことが減っています。減っているだけでなのです。おそらく癒えることがない悲しみは、時間の経過に身をまかせるしかないのかもしれないと思いました。
また、「亡くなっても側にいてくれる」と思っていた私でしたが、ぺーやんが亡くなり、そう頭では考えられても実感が無いのです...。
亡くなってしまった今、実際にぺーやんを感じたいのです。火葬前の、火葬したくない気持ち、また骨壷に向かって話しかけていることを考えても、「そこに居る」と思える、ぺーやんという対象があるということが必要でした。
お骨の一部をアクセサリーにするようなサービスがあるのも、そういった気持ちからあるのだろうと思いました。
少し落ち着いた今、焦らずに、楽しい思い出を思い出していきたいです。
可愛い可愛いぺーやん、大好き。
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最初から読む:日々、猫と人間の知恵比べ!? 2匹の猫の里親になってみて/フニャコ
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