みなさんこんにちは。
日々うさぎの魅力を発信している「うさぎのふうた」の飼い主です。
前回のエピソード:これって不満のサイン?うさぎなりの表現方法/ふうたの飼い主
今回は「うさぎの主食である牧草について」というお話をお届けします。
栄養バランスの優れたペレット(カリカリの専用フード)の商品力が上がり、
うさぎの平均寿命は延びつつあると言われています。
その一方で、ペレットを主食にしたことで歯に大きな問題を抱えているうさぎも少なくありません。
うさぎの歯は一生伸び続けるので、主食はあくまで牧草。
牧草をすり潰して歯を削らないと、伸びた歯が頬などに刺さって
定期的に手術で削ったりしなくてはならなくなります。
(不正咬合という病気です)
では、主食となる牧草にはどんな種類があるのでしょうか?
こればっかりは実際にうさぎを飼ってみないと必要性も興味も沸かないと思うので、
私が18年かけて体験したことを交えつつ
うさぎに適した牧草についてお話ししていこうと思います。
一般的に販売している牧草は、イネ科とマメ科の2つ。
イネ科の代表ともいえる牧草「チモシー」は、
栄養が豊富で小動物の床材(敷き草)にも使え、
ペットショップやホームセンターなどでたやすく手に入れられます。
ですが、産地で色や味が異なるうえ、
収穫する時期によって、固さ・栄養・繊維質が異なります。
1番刈り・・春から初夏にかけて収穫したもの(固くて栄養・繊維質が高い)
2番刈り・・夏の終わりくらいに収穫したもの(柔らかめだが栄養・繊維質とも1番刈りに劣る)
3番刈り・・秋の中頃に収穫したもの(非常に柔らかいが繊維質が少ない)
同じチモシーでも、栄養・繊維質・食べやすさがまったくちがうので
うさぎの年齢や体質によって選ぶことが重要になります。
健康で固い牧草を食べられるうさぎであれば、
1番刈りを選んでおけば間違いありません。
2番刈り・3番刈りは茎や葉が非常にやわらかいので
噛む力が弱まっている高齢のうさぎや、
牧草があまり得意じゃない子におすすめします。
他、イネ科の牧草としては
オーツヘイ・イタリアンライグラス・オーチャードグラスなど
種類が豊富にあるので、ネット通販やうさぎのイベントなどで
お試し牧草を試してから購入するのがいいと思います。
ちなみに7才のふうたはチモシーが7割、
イタリアンライグラスが3割といったところです。
マメ科の牧草は、アルファルファ・クローバー・クズなど。
こちらはイネ科の牧草に比べて嗜好性が強く、
タンパク質も栄養価も高いのですが、繊維質は低いことが特徴です。
健康な大人のうさぎにはカルシウムの過剰摂取になるおそれがあるので
与えすぎるのは体によくないと言われています。
ただし、成長期の子うさぎや妊娠中・授乳期のうさぎには最適です。
与える際は動物病院の先生や、うさぎ専門店に相談することをおすすめします。
ふうたは幼い頃から牧草を食べていたので、
歯に関するトラブルは1度もありませんでした。
ですが、先代のこたろう(享年14才)は牧草を好んで食べなかった為、
8才の時に不正咬合を発症し、歯を削る手術を定期的にしていたことがあります。
そこで辛抱強く食事療法をした結果、なんとか牧草嫌いを解消。
10才以降、歯のトラブルは1度もありませんでした。
うさぎにとって牧草は最もデリケートで重要な食べ物。
うさぎを飼う前に牧草の知識をしっかり得ることをおすすめします。
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ふうたの飼い主
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※うさぎと暮らす一例として見ていただけたら幸いです。
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