同居?施設?「悪化する母を何とかしなければ」と焦った私が選択した道は.../石塚ワカメ

みなさまこんにちは。アルツハイマー型認知症を発症した実母の近距離介護を始めることになったイラストレーターの石塚ワカメです。

前回記事:要介護認定を受け一安心...そんなときに第二子妊娠発覚でまた混乱

たまにまともなときもあるけれど、どんどん支離滅裂になって行く実母...。

認知症の進行を抑える薬を飲み忘れないようにカレンダーに貼っておくも、時間や日付感覚がないので当然飲んでいない。買い物やATMでのお金の下ろし方もまともにできなくなっているようなので、定期的に様子を見に行き、レンジで温めるだけで食べられるものを作り置きしたり、ネットショップで食品や生活必需品を送ったりしていました。

早くなんとかしなければ...ってことは重々承知! でもどうする!?

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案1)きょうだい誰かが実家に同居...?
10歳離れた姉と5歳離れた兄はふたりとも独身で、うつ病や汚部屋住まいなど自分のこともままならない人たちなので、実母の介護や諸々の手続きはとうてい無理!

案2)施設...?
ケアマネジャーさんに介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの資料をもらったけど、実家を売ってもあっという間に貯金が尽きるお値段。かろうじて払えそうな施設は車で数時間の距離で、何かあったときに呼び出されたら対応できない。

案3)我が家に同居...?
これから赤ちゃんが生まれるのに、不衛生で火の元の管理もあやうい実母と一つ屋根の下に暮らすのは無理! 仕事でほぼ家にいないとは言え、旦那にも遠慮がある。

案4)近距離介護...?
実母の認知症はまだ軽度で洗い物などはできるので、我が家の近所にアパートを借りてデイサービスやヘルパーを使うのが金銭的に一番安くあがる。それに実母が大好きな孫の近くにいたほうが、リハビリにもなっていいのかも...。

なにぶん実母はまだ70歳。脳みそ以外は内臓も足腰も元気なので、これから何年続くかわからない介護生活を考えると、費用はなるべく安く抑えたい。そうなると近距離介護がベストか。でもこれから赤ちゃんも生まれるのにやっていけるのか!?

そんなある日のこと。実家に行くと、見たことない仏壇や、通販で買ったらしいサプリメントや高級化粧品が! 未払いの請求書もわんさかでてくる。

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いやいやいやいやいや... 人がお金に頭を悩ませてるときに...

もう迷ってる暇はない!
これは一刻も早くアパートを探さなければ!!!

というわけで近距離介護に踏み切ったのでした。
どうする!?どうにかなる...よね!?

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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「ワカメ絵日記」

 

石塚ワカメ

70年代生まれのイラストレーター。二児を育てつつ、近距離に住む実母の介護も行う、仕事・育児・介護のトリプルハードワーカー。ブログ「ワカメ絵日記」を運営。著書に「妊娠さらし絵日記(飛鳥新社)」「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」がある。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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