<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ももた
性別:女
年齢:52
プロフィール:子育て終了宣言をしたい半分主婦。
結婚して20数年経ちますが、不定期にある義母の訪問の仕方に未だに慣れません。
10年ほど前に義父が亡くなり、75歳になる義母は我が家から車で1時間強のところで1人暮らしをしています。
まだ仕事を続けていて、日頃は忙しくしているのでそんなに過干渉ではないのですが、自慢の家庭菜園で野菜が採れたりすると「今日持って行くわね」と電話がかかってきます。
義母は常識的な人なのですが、あまりこちらの言うことを聞かないところがあり、「持って行く」と決めたらこちらの都合には無頓着。
例え留守だとしても玄関先に置いて帰るからいい、みたいなことも多々あります。
「仕事から帰って、野菜を採りに行ってから向かうから夜9時くらいになるかもしれないけど、すぐ帰るからね。気にしないで」といった感じでいつも一方的に電話を切る義母。
我が家は夕飯が遅く、夜9時ごろはたいてい食事の真っ最中ですが、「すぐ帰る」と言われて真に受けていると、「あら、食事中? ごめんなさいね」とずかずか上がってきます。
「よかったら召し上がりますか、大したものはありませんけど...」と答えると「ちょっとだけいただこうかしらね」となり、大慌てで義母の分を支度しなければならなくなります。
その上義母はとても偏食家で、肉も生魚も食べません。
突然の訪問なので義母が食べられそうなものがほとんどないことも多く、卵料理や野菜料理など、なんとか好きそうなものをと用意するのにバタバタします。
けれど義母は「気を使わないでね、本当にあるものでいいから」とのんきにテレビを眺めています。
夫もなんとも思っていないようで、食事を中断される私だけがイライラしているのです。
そんなことがたびたびあったので、義母から「行く」と連絡が来ると、まずは「ご飯はどうされますか」と聞くようになりました。
ですが、それも一筋縄ではいきません。
義母が「何にもいらない」と言うので用意をせずにいると「食べようかしら」となり、今夜は食べるだろうと踏んで準備をしていると、家にも上がらず玄関先で帰る...そんなことが少なからずあるんです。
「食べるなら食べる、いらないならいらない」とどうして言ってくれないんだろう...と夫に訴えたこともありますが、「別にそのときの気分で、上がってみたらおいしそうなものがあるから食べて帰ろうとか思うんじゃないの」といたって気楽に言います。
いやいや、食べられそうなものはテーブルに並んでいないじゃないかとムカムカして、今や「もしかして私がどんな対応をするか試されているのでは?」と勘ぐるようになってしまいました。
ジャガイモや玉ねぎの収穫時期になると、また「義母の襲来」があるのではないかと身構えてしまう日々なのです。
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